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Amazon、10型ディスプレイがユーザーを追尾する第3世代「Echo Show 10」
2020年9月25日 08:53
Amazonは25日、ディスプレイ付きのスマートスピーカーの新製品として、第3世代「Echo Show 10」を発表した。ユーザーの動きに合わせてディスプレイが向きを変えるのが特徴。価格は29,980円(税込)で、年内に出荷予定。カラーはチャコールとグレイシャーホワイトの2色。
10型で1,280×800ドットのHDディスプレイを搭載。ユーザーの動きに合わせて、ディスプレイが左右の方向に向きを変えるため、「部屋の中のどこにいても常にスクリーンを見ながら、Alexaに話しかけることができる」という。
新搭載のブラシレスモーターにより、静かに回転するため、「回転時の音の心配をする必要もない」とのこと。家族や友人とAlexaを通じたビデオ通話中に部屋の中を移動しても、スクリーンから外れることはないという。1,300万画素のカメラと自動フレーミング機能を備え、話している人を自動的に常に正面から拡大表示する。
外出先からはAlexaアプリを使い、Echo Show 10の内蔵カメラにアクセス。Echo Shwo10を回転させながら部屋全体を見渡すこともできる。
2.1チャンネルシステムで、1インチのツイーターを2基、2.5インチウーファーを1基搭載。デバイスが設置された空間の音響特性を感知しながら、自動的に「指向性のある良質なサウンドとエンターテインメントをお届けする」という。
ディスプレイでクックパッドの料理レシピを見たり、NHKニュースのフラッシュニュースを見たり、Prime Videoの映画やドラマを表示する事も可能。また、Netflixにも今後対応予定で、Alexaに話しかけるだけで、Netflixのオリジナル作品などを含むコンテンツをEcho Show 10や、ディスプレイ付きのEcho Showシリーズのデバイスで楽しめるようになる。
Amazonが開発した、機械学習の高速化に対応する新しいシリコン・モジュール「第1世代AZ1ニューラル・エッジ・プロセッサ」(Amazon’s first-generation AZ1 Neural Edge processer)も搭載。強力な推論エンジンを用いて、AZ1でのニューラル音声認識機能がAlexaにユーザーのリクエストをより早く伝え、Alexaがより早く応答するように働きかけるという。ただし、現在は米国のみの対応となる。
Zigbee対応のスマートホームハブ機能も内蔵。対応している照明などのスマートホームデバイスのセットアップや操作も簡単にできるという。
ユーザーのプライバシー保護にも配慮。部屋の中の撮影した映像の情報処理は、デバイス上でのみ行なうほか、モーション機能は、マイクとカメラのオン/オフボタンやカメラカバーをスライドすることで、無効にできる。
外形寸法は251×172×230mm(幅×奥行き×ディスプレイの高さ)で、重量は2,560g。