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Mark Levinson、ネットワーク&SACDプレーヤー他「5000」シリーズ4製品
2020年10月15日 15:00
米Mark Levinsonは15日、新製品発表会をオンラインで開催し、5000シリーズの新製品としてターンテーブル「No5105」とネットワークプレーヤー機能付きのSACDプレーヤー「No5101」、デュアル・モノラル・プリアンプ「No5206」、デュアル・モノラル・アンプ「No5302」を発表した。アメリカでは「No5101」はすでに購入可能で、「No5105」は2~3日中に出荷される予定。残る「No5206」と「No5302」は年内の発売を予定しているとのこと。
ターンテーブル「No5105」
厚さ約2インチのアルミニウム製台座のターンテーブル。ほかの5000シリーズと同じくフロント部にはガラスパネルがはめ込まれている。プラッターやサスペンションシステムを内蔵する脚部もアルミ削り出し。水平調整に役立つ水準器も備える。
10インチのトーンアームはカーボンファイバー製で、フィンガーリフト付きのヘッドシェルはアルミニウム製。12Vのモーターを搭載し、ワウフラッターの少ない回転を生み出すという。外形寸法は438×395×154mm(幅×奥行き×高さ)、重さは34kg。
SACDプレーヤー&DAC「No5101」
SACD/CD再生とネットワークストリーミング、デジタル入力を備えて単体DACとしても使える“3-in-1”プレーヤー。デジタル回路は発売中の「No5805」と同じく「Mark Levinson PrecisionLink II DAC」を採用。最新のESS PRO Sabre 32-bit D/Aコンバーターを搭載する。
SACDやCD-A、CD-R、CD-RWの再生に加え、同軸デジタル、光デジタル、USB入力に対応し、最大192kHz/24bitのPCMに対応。Wi-FiもしくはLAN経由でNAS内のFLAC、WAV、AIFF、OGG、MP3、AAC、WMAの再生もできる。
出力段には、独自の「Mark Levinson PurePath回路」を採用。XLRバランス・ステレオ出力とアンバランスRCA出力が完全に独立しているのが特徴。
デュアル・モノラル・プリアンプ「No5206」
発売中の500シリーズと同じく「Pure Pathデザイン」の思想を反映したプリアンプ。ヘッドフォンアンプ不要でヘッドフォンを駆動できるプリアンプ出力ステージを持つ。
新設計のフォノステージは、500シリーズのディスクリートコンポーネントと低ノイズのプリ回路を組み合わせることで、低コストで高性能を実現したという。500シリーズと同様に、ハイブリッドアクティブ/パッシブRIAAイコライザーは、ポリプロピレンコンデンサを採用することで高い精度と音の明瞭さを両立させたとのこと。
DACも搭載しており、「Mark Levinson PrecisionLink II DAC」を採用。最大384kHz/32bitのPCM、DSD 11.2MHzの再生に対応。MQAファイルの再生にも対応するほか、Bluetoothレシーバーとしても動作し、aptX HDの再生もできる。
デュアル・モノラル・アンプ「No5302」
135W×2/8Ω、270W×2/4Ωの出力を持つクラスA/Bアンプ。ブリッジモノモードでは550W/4Ωの出力もできる。
コミュニケーションポートとしてLAN端子とUSB、RS-232、IR入力を装備。アルミニウム製のIRリモコンも付属する。PC経由で、セットアップや設定のインポート/エクスポート、ソフトウェア更新などを行なうこともできる。
筐体前面には、他の5000シリーズと同様にアルミ&ガラス製のフロントパネルを装備。「No5302」ならではの特徴として、前面にはアルミ製のハンドルを備えるほか、筐体左右にはそれぞれ42枚のヒートシンクを備える。