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ASUS、ミニLED光源のDolby Vision対応4Kディスプレイ。約20.3万円

ProArt Display PA27UCX

ASUS JAPANは、直下型のミニLEDバックライトを搭載した、クリエイター向けの27型4K液晶ディスプレイ「ProArt Display PA27UCX」を11月6日より発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は202,909円。

4K/3,840×2,160ドットのIPS液晶パネル(10bit)を採用。

光源にミニLEDを採用し、直下に実装。従来LEDの半分のミニLEDを高密度に配置することで、輝度調整の精度を飛躍的に向上。高輝度エリアから最暗部エリアまで、576の独立したローカルディミングゾーンを実現し、 最高のコントラストで高精度なHDRコンテンツを再現するという。

新しいハロー軽減技術「OCO(Off-Axis Contrast Optimization)」を搭載。

直下型LEDバックライトディスプレイは、視野角が比較的狭く、ディスプレイの正面以外の角度からは正確な色の把握が難しいため、複数のコンテンツクリエーターが1つの画面を共有・連携して作業する場合、誰が見ても同じ色とコントラストレベルで表示することが難しい問題があった。

ASUS独自のOCOは、エッジ周辺の光透過率を制御する補正層により、画面を斜めから見たときのハロー効果を80%軽減。画像の暗い部分のコントラスト率を7倍に高めることで、この問題を解決しているという。

ASUS Smart HDRテクノロジーを搭載しており、HDR10、HLG、Dolby VisionのHDR規格に対応。PQ Hard Clip、PQ Optimized、PQ Basicなど複数のPQカーブをサポートし、コンテンツクリエーターの要求に応えるという。

1,000nitsの最大輝度を備え、通常の液晶ディスプレイではカバーできない広い色域を実現する量子ドット技術にも対応。DCI-P3で97%、Adobe RGBで99.5%、sRGB/Rec.709で100%、Rec.2020で83%と各色域で広いカラー率を実現している。

パネル表面はノングレア。表示色は約10億7,374万色。視野角は上下左右178度。応答速度は5ms(GtoG)。ネイティブコントラスト比は1000:1で、HDR時は100万:1。

高精度な色再現性を保証するために、新たな3段階プロセスの出荷前プレキャリブレーションを実施。さらに、高度なグレースケールトラッキング技術を使用した厳格なテストを行なうことで、業界最先端のデルタE<1の色差値を達成。より滑らかな色グラデーション、より優れた均一性および高い色精度を保証。また、各グレースケールレベルも高精度に測定されており、医療用のDICOM規格に厳密に準拠するように設定されているという。

画面の中に別の映像入力の画面を小窓のように表示できるPicture in Picture、複数の映像入力を画面内に並べて表示できるPicture by Picture機能を搭載。音声ソースの選択も行なえる。内蔵スピーカーは2W×2。

ディスプレイ部は、0から120mmの高さ調整が可能。チルト調整は-5から+23度。スウィーベルは左右-60から+60度。ピボットにも対応する。VESA規格は100mm×100mm。

側面
インターフェイス

インターフェイスは、HDMI 2.0入力×2(HDCP 2.2/1.4)、DisplayPort 1.2入力×1ほか、USB-C、USB 3.0×4(TypeAハブ)、ヘッドフォン出力などを用意する。

消費電力は46W以下で、待機時は0.5W以下。スタンドを含む外形寸法は、625.2×228.8×424.5~544.5mm。重量は約11.5kg。

DisplayPortケーブル、HDMIケーブル、USBケーブル、USB-Cケーブル、遮光フードなどが付属する。