ニュース
ケンウッド、快適に音声アシスタントを使える「耳に装着するスマートデバイス」
2020年12月3日 13:30
JVCケンウッドは、ケンウッドブランドより、“耳に装着するスマートデバイス”として完全ワイヤレスイヤフォン型の音声アシスタント搭載スマートヘッドセット2機種を、2021年1月中旬より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は35,000円前後。
音声アシスタントとして「Amazon Alexa」を搭載した「WS-A1」、Googleの「Googleアシスタント」を搭載した「WS-A1G」の2機種を展開。WS-A1は'21年1月中旬、WS-A1Gは'21年2月上旬に発売する。
完全ワイヤレスイヤフォンに加わる新たな機能として、音声アシスタントに着目。テレビやオーディオなど家電分野において、さまざまな音声アシスタント対応デバイスが普及していることを背景に「日々の生活をもっと便利にするイヤホン型デバイス」というコンセプトで企画・開発された。
一般的な完全ワイヤレスイヤフォンと同じく音楽を楽しめるだけでなく、音声アシスタントを使って、ニュースや天気予報のチェック、リマインダーやスケジュールの確認、対応するスマート家電の制御などを音声だけで行なえる。本体左側のタッチパッドに触れれば「アレクサ」や「OK Google」といったウェイクワードなしで音声アシスタントを呼び出せる。
イヤフォンは3つのマイクを搭載した「トリプルマイクシステム」で、外出時など周囲が騒がしい状況でも、ユーザーの声を正確に認識可能。ストレスフリーな会話ができる。ノイズキャンセリングモードと外音を取り込むモードを簡単に切り替えられる「アンビエント・サウンド・シームレス・コントロール」機能も搭載。本体右側のタッチパッドを上下になぞるだけで、周囲音の遮断と取り込みの割合をコントロールできる。
装着したままでも、人の声を明瞭に聞き取れる「ボイス・エンハンスメント・モード」機能も装備。イヤフォンを外すことなく、買い物時の店内アナウンスや、館内放送などを聞きやすくなる。
新開発された「イヤーピロー」構造で長時間でも快適な装着ができるという。「イヤーピロー」はイヤーピース部とイヤーサポート部で構成され、イヤーピース部は耳穴にやさしくフィットしやすい独自の新形状。イヤーサポート部は柔らかい素材と硬い素材の二層からなるダブルレイヤーシリコンを採用し、自然な耳当たりを追求したという。
ドライバーは10mm径のベリリウムコーティング仕様。音声アシスタントや通話時の声をよりクリアに聞くことができ、 音楽再生時にはダイナミックで繊細なサウンドを楽しめるとのこと。再生周波数帯域は20Hz~20kHz。Bluetooth 5.2に準拠し、コーデックはSBC、AAC、aptX、コーデックはA2DP、AVRCP、HFPをサポートする。イヤフォンはIPX4の生活防水対応。
バッテリー持続時間は、ノイズキャンセリングオン時で約8時間。充電ケースと組み合わせると最大約24時間の連続再生が可能。ノイズキャンセリングオフ時は約9時間/27時間。充電ケースはQi規格のワイヤレス充電に対応。スマートフォン用アプリ「KENWOOD Smart Headsets」を使えば、イヤフォンの詳細設定や状態確認ができる。
充電用のUSB Type-Cケーブルのほか、S/M/Lサイズのイヤーサポートとイヤーピースなどが付属する。