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日本では「家族のような存在」。数字で見るAmazon Alexaの成長
2020年11月4日 18:30
Amazonは、11月6日に音声アシスタントの「Amazon Echo」が6回目の“誕生日”を迎えることを記念し、この6年間でのAlexaの成長について数字を交えながらブログで紹介。そのなかでAlexa搭載デバイス出荷台数が世界で1億台を超えていることや、日本でよく使わるAlexaスキルなどについて明かしている。
Alexaは2014年11月6日にアメリカで誕生。当初は13のことしかできなかったが、これまでにさまざまな地域の言語や文化を学習し、現在では82の国や地域で多彩なサービスを提供している。
対応デバイスも「Amazon Echo」のほか、スクリーンを搭載した「Echo Show」シリーズ、自動車に搭載する「Echo Auto」など多様化。さらにヘッドフォンや自動車などに搭載されているほか、ソニーやヤマハ、東芝といった国内メーカー製品でも採用されており、Alexa搭載デバイスの出荷台数は世界で1億台以上に及ぶとのこと。
現在、Alexaは日本語を含む8カ国語に対応。アメリカなどでは英語とスペイン語など複数言語に対応する「マルチリンガルモード」も提供されている。日本での対応については「多言語を話せるようになる日も近いかもしれません」としている。
ちなみに日本のAlexaは「少しだけ関西弁も話せる」とのこと。「アレクサ、関西弁を話して」と話しかけて試すことができる。
Alexaがユーザーと会話する回数は、世界で週に数十億回。アメリカやヨーロッパなどの国や地域では「Alexa, I love you」と話しかけ、親しみや愛情をより表現する傾向がみられるという。
日本では、他の地域に比べ「おはよう」や「おやすみ」、「ありがとう」などの挨拶、なかでも「おはよう」の声掛けが多いとのこと。Amazonは「みなさんの1日のはじまりとともにAlexaがあるということ、そして、Alexaがいつもみなさんの隣にいる家族のような存在となっていることの表れといえるでしょう」としている。
Alexaに機能を追加する「Alexa」スキルは、日本で3,500以上、世界で10万以上が利用可能。日本では「radiko.jp」、「クックパッド」、「NHKニュース」など、日々の情報収集に役立つスキルが好評を得ているという。
Alexaは日々成長しており、音声合成技術「Neural Text to Speech」の進歩で、より自然に応答ができるようになってきているほか、ユーザーの好みの学習、Alexaを起動させるウェイクワード不要で会話ができるなど、よりスムーズにやり取りができるようになってきている。
なお、Alexaの誕生日である11月6日に「アレクサ、お誕生日おめでとう」や「アレクサ、お誕生日に何をもらったの?」と話しかけると、「思わず笑顔になる、楽しいサプライズが起きるかもしれません」とのこと。