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米Disney、有料配信サービスの総加入者数が1億3,700万人突破

現地10日に行なわれた「インベスター・デー」

米Walt Disney Companyが現地時間10日に開催した投資家向けイベント「インベスター・デー」のなかで、同社が手掛ける全有料配信サービスの有料会員数が1億3,700万人を突破したことを明らかにした。また、2024年度までの有料会員総数の目標を3億~3億5,000万人に引き上げている。

ウォルト・ディズニー・カンパニーは有料動画配信サービスとして、各種スポーツを配信するESPN+とドラマなどを配信するHulu、2019年11月にサービスを開始したディズニープラスの3サービスを展開している。インベスター・デーでは、ESPN+の加入者数が全世界で1,150万人、Huluが同3,880万人、ディズニープラスが同8,680万人であることが明かされ、12月2日時点での総加入者数が1億3,700万人を突破したことが明かされた。

発表に合わせ、同社のボブ・チェイペックCEOは「全世界で1億3700万人を超える加入者数を誇る私たち独自のポートフォリオでご提供する動画配信サービスが大きな成功を収めたことで、ダイレクト・トゥー・コンシューマ優先のビジネスモデルに向けて加速していることへの自信がさらに高まりました」と述べている。

「当社の素晴らしいクリエイティブ・チームと、消費者が求める高品質のブランド・エンターテイメントのコレクションが増え続けていることから、当社は長期的な目標を達成する上で非常に好位置にいると確信しています」

総加入者数が当初の予想を大幅に上回ったことを受け、ウォルト・ディズニー・カンパニーはコンテンツの大幅な増加を主な原動力に、2024年度までに動画配信サービスの総加入者数が3億~3億5,000万人に達するとのガイダンスを共有。ディズニープラスに限っても、年間100本以上のタイトルをリリースすることを目標に掲げた。

そのコンテンツについては、別記事で紹介しているようにルーカスフィルムによるスター・ウォーズ新作や、マーベル・スタジオによるマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の新作製作がアナウンスされている。

また、アメリカでは2021年3月26日から、ディズニープラスの利用料が7.99ドル/月、79.99ドル/年となることや、ディズニープラス、ESPN+、Huluの3サービスがセットになったDisney Bundleの価格が13.99ドル/月になることなども明らかにされた。