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スター・ウォーズ新作は戦闘機パイロット主役「Rogue Squadron」。'23年公開
2020年12月11日 13:11
Lucasfilmは現地時間の10日、The Walt Disney Companyの投資家向けイベントのなかで、スター・ウォーズシリーズの展開について発表。「ワンダーウーマン」シリーズなどを手掛けたパティ・ジェンキンス監督による新作映画「Rogue Squadron」を2023年のクリスマスに公開することを明かした。
「Rogue Squadron」は、新世代のスターファイターパイロットたちが主人公となる作品。ハイスピードでスリルある映像が展開されるとのこと。
監督は、ガル・ガドット主演のアメコミ映画「ワンダーウーマン」シリーズを手掛けてきた女性監督のパティ・ジェンキンス。「最高の戦闘機パイロットを題材にした作品を作ることは、映画監督として長年の夢でした」と思いを語っている。
「私自身、戦闘機乗りの娘であり、私の父が所属するF4飛行隊が、毎朝飛び立っていく姿は今でも記憶に残っています。父が国に命を捧げたあと、いつかこの思いを映像にしたいと思ってきました」
「その思いと、もうひとつ私が愛してやまないスター・ウォーズの世界が融合したとき、次に手掛けるべき映画を見つけることができました。この役目を託されたことを光栄に思いますし、興奮しています」
— Patty Jenkins (@PattyJenks)December 10, 2020
またスター・ウォーズの新作映画として、タイカ・ワイティティ監督による新作の製作が進行していることも明かされた。この作品について、ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディは「スター・ウォーズに対するタイカのアプローチは新鮮で、予想ができず……そしてユニークです。彼の才能とユーモアのセンスにより、忘れられない作品になるでしょう」と述べている。
ドラマ「Obi-Wan Kenobi」にヘイデン・クリステンセンがダース・ベイダー役で出演
新作映画のほか、動画配信サービス「Disney+」で配信されるスター・ウォーズを題材としたドラマシリーズについても、情報が公開された。
ユアン・マクレガー主演のドラマシリーズ「Obi-Wan Kenobi」には、映画エピソード2~3でアナキン・スカイウォーカー/ダース・ベイダーを演じたヘイデン・クリステンセンの出演が決まった。
ふたたびアナキン/ダース・ベイダーを演じたクリステンセンは「みなさん、ご存知のようにオビ=ワンとアナキンは最高の別れ方をしたわけではありません。監督がどのような形の“再会”を用意しているか、僕自身も楽しみです。もう一度、ユアンと仕事ができることも楽しみですよ」とコメントを寄せた。
「オビ=ワン・ケノービ」はエピソード3「シスの復讐(Revenge of the Sith)」の10年後を描く作品。配信中のドラマ「マンダロリアン」シーズン1にも携わったデボラ・チョウが監督を務める。
そのほか新作ドラマとして、「マンダロリアン」シーズン2にも登場したアソーカ・タノを主人公とした「Ahsoka」をはじめ、「Rangers of the New Republic」、ミレニアム・ファルコンの元船長、ランド・カルリジアンを主人公とする「Lando」、2016年公開の映画「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」に登場したキャシアン・アンドーを主人公とする「Andor」、「The Acolyte」の製作も明かされた。
「Andor」については、映画と同じくディエゴ・ルナがアンドー役を務め、2022年に配信予定。つい3週間前にロンドンで撮影がスタートしたという。
アニメシリーズについても新作が発表され、「クローン・ウォーズ」内に登場した不良分隊(バッド・バッチ)を主役とする新シリーズ「Star Wars: The Bad Batch」、日本のアニメスタジオなども参加するアンソロジー作品「Star Wars: Visions」、R2-D2とC-3POを主人公とする「A Droid Story」が製作される。
スター・ウォーズ以外の作品では、ハリソン・フォード主演、ジェームズ・マンゴールド監督による「インディ・ジョーンズ」新作の製作も決定。2021年春に撮影が開始され、2022年7月公開を予定している。またジョージ・ルーカス原案で1998年にロン・ハワード監督により映像化された「Willow」も「Disney+」で2022年公開予定。'21年3月からウェールズで撮影が開始されるとのこと。