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ケンウッド、5つの角度で3D地図を表示できるハイレゾ対応「彩速ナビ」3機種
2021年1月12日 16:00
JVCケンウッドは、ケンウッドブランドよりAVナビゲーションシステム「TYPE S」シリーズの最新モデルとして、彩速ナビゲーション3機種を1月中旬より発売する。価格は各オープンプライス。ラインナップと店頭予想価格は画面サイズが8型の「MDV-S708L」が99,000円前後、7型の「MDV-S708W(200mmワイドモデル)」「MDV-S708」が77,000円前後。
軽荷重抵抗膜タッチパネルに光沢処理を施した「光沢パネル」を採用。鮮やかで高画質な地図描写ができ、視認性が高いとしている。解像度は800×480ドット。
ナビゲーション機能の新機能では、3D地図を5つの俯角視点で見ることができるドライビング3Dマップを搭載。好みの角度で地図を表示できるので遠方の地図情報も確認できるとともに、3D地図の見やすさも向上したとしている。
地図色に、黒を基調としたダークモードを新搭載。地図の背景を限りなく黒にすることで、道路表現にメリハリがつき見やすさを向上したという。
そのほか、時速30キロの速度規制エリアを表示できる「ゾーン30エリア表示」も新たに搭載している。
AV機能では、映画やライブ映像などのDVDビデオをはじめ、DVD-R/RWのVRモード、高画質な地上デジタル放送のテレビ番組等が録画/再生できる著作権保護技術CPRM対応のDVDディスクも再生可能。
オーディオでは、FLAC、WAV(192kHz/24bit)などのハイレゾ音源に対応。CD、USB、SDカードからの再生にも対応し、そのほかの音楽ファイルはMP3/WMA/AACに加え、高音質/高圧縮の音楽フォーマット「Vorbis」に対応する。
USBやSDカードからの動画再生にも対応し、対応フォーマットはMPEG1/2、MPEG-4、AVC/H.264、WMV。USBポートは2端子装備する。
ナビ内蔵メモリ、SDカード、USB接続のソースに収録されている全楽曲/動画を横断的に、「アーティスト名」「アルバム名」などで検索できる「マルチAVブラウザ」を搭載。ソース切り替えの手間がなく、スピーディーな選択・再生が可能としている。
各種サウンド調整機能も搭載。リスニングポジション調整や、フロントフォーカス調整のほか、音楽ソースのジャンルに合わせて選択できる6つのプリセットモードを搭載。プリセットは編集も可能。
運転席以外の人の眠りを妨げずに音楽を楽しめる「パッセンジャースリープ」、デジタル音源を自然な音に近づける「リアライザー」、低音補正を3段階で調整できる「ミュージックバスブースト」などのオーディオ効果も備える。
ケンウッド独自の高音質化技術「K2 TECHNOLOGY」を搭載。CDや圧縮フォーマットなどのデジタル音源に‟高周波数帯域拡張“‟微小信号拡張処理”を行ない、録音時に欠落した音楽信号を復元し、オリジナルマスターと同等のクオリティーに近づけるという。
Bluetoothレシーバー機能を備え、スマホなどからの音楽再生にも対応する。プロファイルはHFP/PBAP/A2DP/AVRCP/SPP/PAN。コーデックはSBC、AAC。
スマホ連携機能も備え、スマホアプリと連携することで、ネット上の様々なコンテンツと連携してカーナビ向けサービスを利用したり、情報サービスの拡張などができる。AV機能では、スマホアプリ「KENWOOD Music Info.」を使用することで、PCを使うことなく、“Gracenote” データベースサーバーから楽曲情報データを転送でき、CDや録音した音楽のデータベースを、車の中で簡単に取得できる。
CDの音源を最大約4倍速でSDカードに録音する機能も備える。録音方法は標準/高音質/ロスレスの3種類から選択できる。
スピーカーの最大出力は50W×4。スピーカーインピーダンスは4~8Ω。そのほか、AM番組をFM放送で聴けるワイドFMに対応する。
外形寸法/重量は、MDV-S708Lが197×182×125mm(幅×奥行き×高さ)/2.5kg、MDV-S708Wが206×174×104mm(同)/2.4kg、MDV-S708が180×183×100mm(同)/2.3kg。