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ガンダム「逆襲のシャア」公開当時の35mmフィルム上映。国立映画アーカイブ

(c)創通・サンライズ

国立映画アーカイブは、上映企画「1980年代日本映画――試行と新生」を2月16日~5月5日に開催する。「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」や「超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか」、「魔女の宅急便」などアニメ作品も含む計44本(42プログラム)を35mmフィルムやDCP版で上映する。「逆襲のシャア」は国立映画アーカイブが所蔵する公開当時の35mmフィルムで上映。

会場でのチケット販売は行なわず、前売指定券は2月10日の10時よりチケットぴあ(Pコード:551-368)で販売。価格は一般が520円、高校・大学生・65歳以上が310円、小・中学生が100円。障害者(付添者は原則1名まで)、キャンパスメンバーズは無料。別途、発券手数料がかかる。

会場は東京・京橋の国立映画アーカイブ 長瀬記念ホール OZU(2F)。会期中の休館日は、月曜日と3月29日~4月7日。

国立映画アーカイブが近年開催している「現代日本の映画監督」シリーズや映画プロデューサーの特集を踏まえ、「時代の新しい流れを示した作品や社会的に話題となった作品など計44本によって、1980年代の日本映画を回顧する試み」。時代別の特集としては、1996年から2002年にかけて開催した上映シリーズ「日本映画の発見」に続くものとなる。

上映される作品一覧は次のとおり。このうち「風たちの午後」のみ、2019年にデジタルリマスターされ一部の音楽が差し替えられたDCP版での上映。各作品の上映スケジュールは公式サイトで確認できる。

  • 犬神家の一族 (146分・1976年・角川春樹事務所・監・脚:市川崑)
  • HOUSE (88分・1977年・東宝映像・監:大林宣彦)
  • 翔んだカップル (121分・1980年・東宝=キティ・フィルム・監:相米慎二)
  • 風たちの午後 (110分・1980年・プロダクション爆・監・脚:矢崎仁司)
  • ミスター・ミセス・ミス・ロンリー (138分・1980年・市山パースル=ATG・監・脚:神代辰巳)
  • 泥の河 (105分・1981年・木村プロ・監:小栗康平)
  • じゃりン子チエ (110分・1981年・キティ・ミュージック=東京ムービー新社・監・脚:高畑勲)
  • 陽炎座かげろうざ (140分・1981年・シネマ・プラセット・監:鈴木清順)
  • の・ようなもの (103分・1981年・ニューズ・コーポレーション・監・脚:森田芳光)
  • 爆裂都市 BURST CITY (116分・1982年・ダイナマイトプロ・監・脚:石井聰亙)
  • 犯され志願* (68分・1982年・にっかつ・監:中原俊)
  • 鬼龍院花子の生涯 (146分・1982年・東映=俳優座映画放送・監:五社英雄)
  • 怪異談 生きてゐる小平次 (78分・1982年・磯田事務所=ATG・監・脚:中川信夫)
  • 天城越え (99分・1983年・松竹=霧プロ・監・脚:三村晴彦)
  • 十階のモスキート (108分・1983年・ニュー・センチュリー・プロデューサーズ・監・脚:崔洋一)
  • 南極物語 (143分・1983年・フジテレビ=学習研究社=蔵原プロ・監・脚:蔵原惟繕)
  • 神田川淫乱戦争* 他 (計101分)
  • 竜二 (92分・1983年・PRODUCTION RYUJI・監:川島透)
  • 美少女プロレス 失神10秒前* 他 (計127分)
  • 晴れ、ときどき殺人 (98分・1984年・角川春樹事務所・監:井筒和幸)
  • 超時空要塞マクロス 愛・おぼえていますか (115分・1984年・ビックウェスト=毎日放送=小学館=竜の子プロ・監:石黒昇、河森正治)
  • 生きてるうちが花なのよ 死んだらそれまでよ党宣言 (105分・1985年・キノシタ映画・監・脚:森崎東)
  • 火まつり (126分・1985年・西武流通グループ=シネセゾン=プロダクション群狼・監:柳町光男)
  • 早春物語 (96分・1985年・角川春樹事務所・監:澤井信一郎)
  • コミック雑誌なんかいらない! (124分・1986年・ニュー・センチュリー・プロデューサーズ・監:滝田洋二郎)
  • 君は裸足の神を見たか (100分・1986年・ATG=日本映画学校・監:金秀吉)
  • おニャン子・ザ・ムービー 危機イッパツ! (78分・1986年・フジテレビ・監・脚:原田真人)
  • ウホッホ探険隊 (105分・1986年・ニュー・センチュリー・プロデューサーズ=ディレクターズ・カンパニー=日本テレビ・監:根岸吉太郎)
  • マルサの女 (128分・1987年・伊丹プロ=ニュー・センチュリー・プロデューサーズ・監・脚:伊丹十三)
  • ゆきゆきて、神軍 (121分・1987年・疾走プロ・監・撮:原一男)
  • 私をスキーに連れてって (98分・1987年・フジテレビ=小学館・監:馬場康夫)
  • 帝都物語 (135分・1988年・エクゼ・監:実相寺昭雄)
  • ロックよ、静かに流れよ (100分・1988年・プルミエ・インターナショナル=ジャニーズ事務所=東宝・監・脚:長崎俊一)
  • 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア (120分・1988年・サンライズ・監・原・脚:富野由悠季)
  • いこかもどろか (109分・1988年・東京放送=東宝・監:生野慈朗)
  • 魔女の宅急便 (103分・1989年・徳間書店=ヤマト運輸=日本テレビ放送網・監・脚:宮崎駿)
  • その男、凶暴につき (102分・1989年・松竹富士・監:北野武)
  • ウンタマギルー (120分・1989年・パルコ・監・脚:高嶺剛)
  • ザジ ZAZIE (95分・1989年・アミューズ・シネマ・シティ=イレヴン音楽出版=BRAIN STORM MUSIC・監・脚:利重剛)
  • どついたるねん (110分・1989年・荒戸源次郎事務所・監・脚:阪本順治)
  • ゴジラVSビオランテ (104分・1989年・東宝映画・監・脚:大森一樹)
  • ファンシイダンス (101分・1989年・大映・監・脚:周防正行)

    *印が付いている作品は、公開当時成人指定を受けた作品。