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12K60p撮影できるシネマカメラ「Blackmagic URSA Mini Pro 12K」

Blackmagic URSA Mini Pro 12K

Blackmagic Designは、12K解像度で60fpsフレーム撮影できるシネマカメラ「Blackmagic URSA Mini Pro 12K」を7月より発売開始する。直販価格は113.8万円。

既発モデル「URSA Mini」の筐体に、12K解像度を持つ自社開発のスーパー35mmセンサーを搭載した同社シネマカメラシリーズのハイエンドモデル。

「劇場映画、テレビ番組、イマーシブな大画面IMAXなどの制作に適する」とし、「オブジェクトのエッジの解像度が高いため、グリーンバックの作業や、ライブアクションとCGIの合成などのVFXにも向く。12Kをスーパーサンプリングすることにより、8Kで優れたカラーや解像度が得られるだけでなく、エイリアスのないスムーズな映像になる」としている。

80メガピクセルに相当する、12K/12,288×6,480ドットの新センサーを搭載。開発期間は約4年で、撮像素子サイズはスーパー35mm。14ストップのダイナミックレンジ、ネイティブISO800を実現した。ベイヤー配列ではなく、RGBのピクセル数が同じであるsymmetrical color patternを採用しており、センサー内でのスケーリングが可能。12K60fps撮影のほか、センサー内をスケーリングして110fpsまでの8Kおよび4K RAW撮影も可能。12Kからオーバーサンプリングすることで、ハイエンドのスチルカメラのような繊細なスキントーンと驚異的なディテールを持つ8Kおよび4Kイメージが得られるという。4Kスーパー16選択時は、220fpsまでのハイフレームレート撮影も可能。

Blackmagic RAWにより、12K素材であっても扱いやすく、高スペックのコンピューターでなくとも問題なくラップトップでも編集可能とする。交換可能なPLマウントを採用し、ビンテージレンズから最新のシネマレンズまで、幅広いオプションから選択可能。内蔵NDフィルター、デュアルCFastおよびUHS-II SDカードレコーダー、SuperSpeed USB-C拡張ポートなどを搭載する。