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Netflixアニメ「極主夫道」4月8日配信。“動かない”演出の予告編公開

Netflixオリジナルアニメシリーズ「極主夫道」4月8日(木)より全世界独占配信
(c)おおのこうすけ/新潮社

Netflixは、おおのこうすけ原作の大ヒット漫画「極主夫道」のオリジナルアニメシリーズを、4月8日から全世界独占配信する。配信日決定にあわせ、予告編やキーアートが公開されたほか、追加キャスト、主題歌などの情報も明かされた。

元極道で、現在は専業主夫として過ごす主人公の龍
(c)おおのこうすけ/新潮社

本作は、かつて裏社会で数々の伝説を残した元極道の主人公・龍が、専業主夫として過ごす日常を描いたアットホームなギャグコメディ。原作コミックスの売上は330万部を突破しており、2020年には実写ドラマ化もされている。今回のアニメシリーズでは「のだめカンタービレ」など数々の話題作を手掛けてきた今千秋が監督を担当する。シリーズ構成は山川進、アニメーション制作はJ.C.STAFF。

(c)おおのこうすけ/新潮社

かつて“不死身の龍”と恐れられた龍は、主夫の道を極める専業主夫として過ごし、朝から晩まで忙しく働く妻・美久のために手作り弁当を作りSNSにアップし、裁縫や炊事、洗濯、掃除など毎日の家事を完璧にこなす。さらに町内会の付き合いも欠かさずに行うなど、元極道らしい言動とは裏腹にユーモア溢れるアットホームな日常が描かれる。

伊藤静が演じる龍の妻・美久
(c)おおのこうすけ/新潮社
興津和幸が演じる龍の元舎弟・雅
(c)おおのこうすけ/新潮社

主人公の龍を演じるのは、声優や俳優、ナレーターなどさまざまな分野で活躍している津田健次郎。龍の妻である美久役は「美少女戦士セーラームーン Crystal」をはじめ、数々の作品で人気キャラを演じている伊藤静、龍の元舎弟・雅役はゲーム「刀剣乱舞」の蜂須賀虎徹やテレビアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」で主人公ジョナサン・ジョースターを演じた興津和幸が声優を担当する。

伊藤は「美久は料理は壊滅的かつ破壊的ですが、タッちゃんのことを可愛いと言っちゃう懐の深さがたまりません」と美久の魅力を解説。興津も「雅は龍の兄貴を心から尊敬してますっ! 兄貴はめっちゃすごいです!! どれくらいすごいかというとめっちゃすごいです! 絶対見て欲しいです! オスッ!!!」とコメントしている。

「極主夫道」予告編 - Netflix

公開された予告編では、原作漫画の空気をそのままに感じさせるシーンが描かれており、そのひとつが漫画のコマ割りのような絵を意識したあえて“動かない”演出。昨今の3DCGや滑らかな絵作りとは一線を画す手触りを感じる“ゆるカワ”な画作りと、役者たちの迫真の“カチコミ”演技が相まり、新感覚のアニメになっている。

また、予告編には本編では聴けない特別な龍のセリフも入れられており、スタッフとキャストの遊び心が詰まった映像に仕上げられている。

今監督は「プロデューサーから『漫画のようなアニメを作れ!』『絶対に動かさないこと!』という絶対条件がベースにありまして、それがまた大変で大変で……。普通に作画で動かした方が楽だわ!というシーンもあり、普段はしなくてもいい苦労が沢山あって…決して楽な作品では無かったです。笑」と、独特の演出ならではの苦労を明かしている。

本作で主題歌を担当するのは、本格的ロックバンドとして人気を誇る打首獄門同好会。本作では龍が専業主夫の道を極める気持ちを歌ったオープニングテーマ「シュフノミチ」と、エンディングテーマ「極・夫婦街道」を特別に書き下ろした。歌詞には龍の主夫としての苦労や家族を守るという決意などが込められているとのこと。