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JH Audio、世界初デュアル対向4DD+8BAドライバのカスタムIEM

カスタムIEM「Jolene」(ジョリーン)

アユートは、米Jerry Harvey Audio(JH Audio)の新製品として、世界初のデュアル対向4DD+8BAドライバを採用したカスタムIEM「Jolene」を25日より発売する。価格は219,980円。

世界初という、デュアル対向4DD+8BAで構成したハイブリッドカスタムIEM。製品名の「Jolene(ジョリーン)」は、米シンガーソングライターで、カントリーミュージックの第一人者であるDolly Partonが1974年にリリースした曲名「Jolene」から命名した。

デザインオプションのJupiter Jolene

計4基のダイナミックドライバーを対向配置で使用し、位相補正バンドパス型エンクロージャーを再設計した「D.O.M.E Midrange Enclosure」テクノロジーを採用しているのが特徴。これによりドライバサイズを超えたサウンドを可能としながら、計4基のDDが低域をより際立たせ、卓越した音色と豊かな質感を持つ非常に自然な低音を再生するという。

デュアル対向のダイナミックドライバー

片側12基の構成内容は、低域(20Hz~400Hz)用に9.2mm径のダイナミックドライバ2基、中域(400Hz-4kHz)用に4.9mm径ダイナミックドライバを2基搭載。中高域(4kHz~10kHz)と高域(10kHz~23kHz)には、それぞれクワッドバランスド・アーマチュアドライバを搭載。ブランド創設者であるJerry HarveyがこれまでにデザインしたIEMの中では、「最も自然でアナログ的なサウンドに仕上がっている」という。

独自の位相制御技術である「freqphaseテクノロジー」を採用。マルチドライバ構成での時間軸と各帯域の位相を正確に制御する技術で、各周波数における正確なフェーズとタイムアライメントを実現。各ドライバの信号を0.001ミリ秒以内に確実に到達させ、正確な再生を可能にするとしている。

9.2mm径のダイナミックドライバを採用
DDとBAを組み合わせたハイブリッド構成

ケーブルは、軽量で耐久性が高いとされる4N銀メッキ高純度OFCを採用。ユーザー自身で低域(0to+15dB)の調整ができる「Variable bass」機能をケーブルに備え、使用環境や好みに合わせて調整できる。

専用のプレミアムデザインオプションとして、「Jupiter Jolene」と「Hyper Black Jolene」を無償で選択可能。Jupiter Joleneは、機械加工された樹脂製の渦巻シェルとレーザー彫刻の真鍮製フェイスプレート、真鍮製コネクターリングが特徴。Hyper Black Joleneは機械加工された黒と白のパール光沢のある渦巻シェルとレーザー彫刻のアルミニウム製フェイスプレート、アルミニウム製コネクターリングのデザインとなっている。

デザインオプションのHyper Black Jolene
専用のカーボンケース