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JH Audio、BA10基搭載の「Contour XO」などカスタムIEM3機種
2021年2月19日 11:00
アユートは、米Jerry Harvey Audio(JH Audio)ブランドのカスタムIEM3機種の受注受付を2月19日より開始する。ラインナップと価格は、LAcousticsとのコラボモデル「Contour XO」が249,980円、新スタンダードモデル「JH7」が79,980円、サウンド・ベント搭載の「AFR」が169,980円。
Contour XO
Contour XOは、JH AudioとL-AcousticsとのコラボカスタムIEM。名前の”Contour”は”輪郭”を意味し、ハウジングの輪郭にはゴールドのラインを、7pinコネクタには同じくゴールドのリングを装飾している。
JH Audio soundrIVeテクノロジーによる正確で歪みのないサウンドを実現、極限のダイナミクスにも対応し、ライブ音楽の強烈なインパクトを再現するとしている。
独自の高精度バランスド・アーマチュアドライバー(BAドライバー)を搭載。独自のミニクワッドドライバー(BAドライバー4基)構成「soundrIVeテクノロジー」を採用し、高音域×4、中音域×2、低域×4を搭載した3ウェイ・クロスオーバー構成となっている。
独自の位相制御技術「freqphaseテクノロジー」を採用し、多数のドライバー構成での時間軸と各帯域の位相を正確に制御。全ての周波数における正確なフェーズとタイムアライメントを実現し、各ドライバーの信号を0.01mm秒以内に確実に到達させ、IEMとして正確な音楽再生ができるとしている。
ノズル部分には「Acoustic Sound Chamberテクノロジー」を採用。ノズル先端部に凹型のチューブシステムを使用することで、導管に汗や異物が入り込むことを防止する。
イヤフォン側端子には、着脱が容易でありながら確実な接続を可能にする、ドイツ製ミリタリーグレードのイリジウムコネクターを搭載。コネクターは挿入方向が定まらないと押し込むことができない「7ピン」タイプで、接続時の予期せぬ事故も防げるという。さらに搭載されたOリングがパッキンの役目を果たし、汗などの侵入を防ぐなど高い耐久性も特徴としている。
ケーブルは4N銀メッキ高純度OFCを採用。軽量で高い耐久性が特徴で、癖がつきにくく、取り回しがよいとしている。そしてユーザー自身で低域(0 to +15dB)の調整ができる「Variable bass」機能をケーブル上に搭載し、使用環境や好みに合わせて調整できる。
周波数帯域は10Hz~20kHz。入力感度は116dB@1mW。インピーダンスは8Ω。アルミニウム製キャリングケース、低域調整用スクリュードライバーなどが付属する。
JH7
ダイナミックレンジとニュートラルなサウンド・シグネチャーを備えたスタンダードモデルのカスタムIEM。独自のBAドライバーを高音域×1、低音域×2の3ドライバー2ウェイ・クロスオーバー構成。
Contour XOと同じく独自の位相制御の「freqphaseテクノロジー」を搭載し、正確な音楽再生が可能としている。
イヤフォン側端子は2ピンを搭載。ケーブルもContour XOと同じく4N銀メッキ高純度OFCを採用している。
周波数帯域は10Hz~17kHz。入力感度は124dB@1mW。インピーダンスは17Ω。アルミニウム製キャリングケースなどが付属する。
AFR(Ambient FR)
サウンド・ベントを搭載し、演奏や観客の声などを、マイクを使わずにモニタリングできるカスタムIEM。「soundrIVeテクノロジー」により、高音域×4、低音域×4の独自BAドライバーを備え、2ウェイ・クロスオーバー構成。位相制御の「freqphaseテクノロジー」も備える。
Contour XOと同じくノズル部分に「Acoustic Sound Chamberテクノロジー」を採用。導管に汗や異物が入り込むことを防ぐ。
イヤフォン側端子は2ピン。ケーブルは4N銀メッキ高純度OFC。
周波数帯域は10Hz~16kHz。入力感度は119dB@1mW。インピーダンスは16Ω。アルミニウム製キャリングケースなどが付属する。