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Aurender、ハーフラックサイズのCDリッピングサーバ。容量拡張可

CDリッピングサーバー/ストリーマー「ACS100」(シルバー)

エミライは、AurenderブランドのCDリッピングサーバー/ストリーマー「ACS100」を3月26日に発売する。価格は49万5,000円。本体にストレージが付属せず、別途2.5インチサイズのストレージを用意することで、ユーザーがストレージ容量をカスタマイズできる。カラーはシルバーとブラックの2色。

上位モデルの「ACS10」と同様に、Aurenderネットワーク製品の機能を拡張できる性能を有しながらも、筐体がハーフラックサイズとなり、費用対効果を追求して開発された。外形寸法は215×257×111mm(幅×奥行き×高さ)、重さは5kg。

本体背面に2.5インチデュアルドライブトレイを装備(写真はブラックモデル)

本体背面からアクセス可能な2.5インチデュアルドライブトレイを装備。ここに任意の容量のストレージを装着し、専用アプリ「Aurender Conductor」でフォーマットすることで使用可能になる。使用可能なストレージは2.5インチサイズで、高さ7mmのもの。製品サイトでは動作確認済みストレージとして「Samsung 870 EVO」シリーズが紹介されている。

CDリッピングやダウンロードによるローカルデータの音楽だけでなく、サブスクリプションサービスやSpotify Connect、インターネットラジオなど多彩なミュージックソースにアクセスできる。オーディオ専用に設計された二重LANポートを搭載し、LAN接続によって発生するノイズがネットワークトランスポート、ネットワークプレーヤーに混入することを防ぐ。

本体前面にオーディオ専用USBポートを備えた

オーディオ専用のUSBポートを備えており、USB DACを接続すれば、ネットワークトランスポートとしても使用可能。USBオーディオクラス2.0対応で、DSD 22.4MHz(DoP=最大DSD 11.2MHz)、768kHz/32bitまでのPCMを再生できる。

CDリッピングアルゴリズムは、TEAC製スロットローディングCD-ROMドライブで正確に動作するよう、Aurenderにて自社設計されており、その洗練されたエラー検出と補正は、CDに記録されたデータをビットパーフェクトでリッピングするという。対応フォーマットはDSD(DSF、DFF)、WAV、FLAC、AIFF、ALAC、M4A、APEほか。

19V ACパワーサプライによる給電と、スーパーキャパシタをベースとした無停電電源装置(UPS)が組み込まれており、突然の停電時でもオーディオシステムやデータを保護し、安全にシャットダウンすることが可能。

オプションとして、MQA Core DecoderをアップグレードすることでMQA Coreデコード機能によるファーストアンフォールドが可能になり、最大88.2kHzまたは96kHzでMQAファイルを再生できる。MQAデコーディングの第2段階であるMQAレンダリングを実行するDACと連携させると、完全なMQAデコーディングも可能になる。

Aurender Conductorアプリを使えば、iPadやAndroidスマートフォン、タブレットなどをAurenderミュージックサーバー用の多目的ユーザーインターフェースとして使用できる。Aurenderサーバーの設定の機能にもメニューから簡単にアクセス可能で、QobuzやTidal(いずれも日本未展開)などの定額音楽配信サービスにも対応する。

さらに独自のデータ編集用アプリとして「ACS Manager Companion」も用意。CDリッピング環境設定やスマートコピー、移動、削除、重複チェック、スマートタグエディタなど、すべてのシステム設定を設定できる。

本体正面には4インチ液晶パネルを装備。消費電力は最大22W、定格16W。

CDリッピングサーバー/ストリーマー「ACS100」(ブラック)