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長編CGアニメ「Ultraman(原題)」、円谷プロとNetflix共同制作

ティザーアート
(C)円谷プロ

円谷プロダクションは、Netflixと共同でCGアニメ長編映画「Ultraman (原題)」を制作していることを発表した。具体的な配信時期などは明かされていない。

これまで円谷プロダクションとNetflixは、アニメシリーズの「ULTRAMAN」(シーズン2を発表済み)を共同制作するなど、協力関係を構築。今回の長編CGアニメは、Netflixが急拡大させているアニメ長編映画のオリジナル作品ラインアップに加わることになる。

野球界のスター選手、サトウ・ケンのもう一つの姿、それは地球を守るスーパーヒーロー、ウルトラマン。その役割を担うべく、サトウは日本に帰国するも、戻ってすぐに、「宿敵」の子である赤ちゃん怪獣の養育を任されるという、思いもよらない事態に...。チームの一員として、また新米パパとして奮闘しながら、ケンは自分の中にあるエゴや疎遠になっている父、過激な怪獣防衛軍の台頭と向き合い、ウルトラマンであることの本当の意味を見出していく。

監督はシャノン・ティンドル、共同監督はジョン・アオシマ。脚本はティンドルとマーク・ヘイムズが手掛ける。プロデューサーはトム・ノット、共同プロデューサーはリサ・プール。制作には円谷プロダクションとインダストリアル・ライト&マジック(ILM)が携わる。

ティンドル監督は「この映画を作ることは、私の長年の夢」だったとコメント。「円谷英二さんの『ウルトラマン』に対する私の愛から生まれたオリジナルストーリーが、幸運にも映画として実を結ぶことになりました。優れたメンバーがそろった私たちチームの斬新な『Ultraman (原題)』を、世界中の視聴者にお届けできる日を楽しみにしています」と語っている。

円谷プロダクションの塚越隆行代表取締役会長兼CEOは「円谷プロダクションにとって今回のNetflixとの取り組みは、 創業以来初めての本格的な全世界に向けての展開になります」とコメント。

Netflixでオリジナルアニメーション部門ディレクターを務めるアラム・ヤクービアン氏は「初めて観る若い世代の皆さんにとっても、きっと新しいお気に入りのスーパーヒーローとなるでしょう」と作品への期待を語った。