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独FINK team、専用AMTユニット搭載2ウェイスピーカー「BORG」

「BORG」

タクトシュトックは、ドイツのFINK teamブランドより2ウェイ・ラウドスピーカー「BORG」を、3月25日に発売する。受注生産で、価格はペア528万円(標準色)。本体仕上げはホワイト/スティールグレイ、アマーラ/ネクステル・ブラック、アメリカン・ウォルナット/ホワイト、マットブラック/ネクステル・ブラック。そのほか3種類の特注色も用意する。

2ウェイ・バスレフ型のスピーカーで、エアーモーション・トランスフォーマー(AMT)を採用したツイーターと、260mm(10.25インチ)径のオリジナル・パルプコーン・ドライバーを搭載する。再生周波数帯域は32Hz~35kHz(-10dB)/41Hz~30kHz(-6dB)。クロスオーバー周波数は1,600Hz。

AMT HF UNIT

BORG専用のオリジナルAMTは、厚さ25μm(0.025mm)のプリーツ加工されたカプトン振動板に、50μm(0.05mm)のアルミニウム・ストリップを組み合わせたもの。カプトンは、優れた内部ダンピングを持ち、驚異的な低歪みを実現するという。高精度な製造のために、独自のエッチングプロセスを開発し、長期のテストを重ねて振動版の構成を最適化させた。

25μmという厚みはAMTユニット素材の中では厚い部類だといい、そのためマグネットは一般的なAMTに比べ数倍パワフルなものを採用。さらにコイルはダンピング層を設けて、カプトンに接着される。

10.25インチドライバーとの2ウェイを実現し、平均よりも低い1,600Hzのクロスオーバー周波数に設定できるよう、6,464mm2もの表面積を持つ超大型AMTドライバーを専用に開発。周波数特性は30kHzまで容易に到達し、歪みの低さは驚異的という。このオリジナルAMTは、FINK teamがあるエッセンの工場で組み立てられ、歪みがもっとも少なくなるように調整される。

ミッド/バスドライバー

BORG のために開発された10.25インチのオリジナルドライバーは、アルミダイキャスト製のシャーシとボイスコイルフォーマ部が通気されており、低いエアースピードを実現することで歪みと圧縮を低減、コントロールとパワーハンドリングを向上させるために、3インチのボイスコイルと低質量の硬いペーパーコーン、ローヒステリシス・サラウンド(ギャザーエッジ型)を採用した。

センターポールに搭載されたアルミニウム・ショーティング・リングが、ボイスコイルのインダクタンス変化を抑え、ボイスコイル電流による磁束の変動も低減するという。

能率は87dB@2.83V/1m、全高調波歪は0.2%@87dB SPL、平均インピーダンスは10Ω以下、最低インピーダンスは6.5Ω@20kHz。

エンクロージャー

FINK teamではスピーカー性能のうち、共振を重要視しており、BORGではパネル・ダンピングによって、自然素材を使いつつ、問題を解決したとのこと。FINK teamが開発し特許も取得している厚みのあるMDFパネルと、内部摩擦によって振動を熱に変換するダンピング層を組み合わせた多層構造キャビネットを採用した。パネルの構成を変えながら、マスダンパーを最適な面に設置し、特殊なブレース構造を形成している。

同じくFINK teamが設計し、オーステナイト系304非磁性ステンレスから加工した専用スパイクも付属。BORGの性能を引き出すだけでなく、フローリングなどに傷をつけたくない場合は、先端部をドーム型に変更できるため、インシュレーターなどを別途用意する必要がないという。

ターミナル部

スピーカーターミナルは使い勝手と音質を追求。低抵抗で接続性の高い無垢の銅をニッケルメッキした重量級で、非常に握りやすく接続のしやすさに加え、⾧期間放置した後でも容易に緩めることができる。設置する部屋や接続するアンプにあわせて調整が可能な4つのコントロール端子も備えた。

外形寸法は300×400×1,050mm、重さは52kg。