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オンキヨーの虫ハネスピーカー付きムック。エンクロージャーキット同時発売
2021年8月19日 09:00
音楽之友社は、stereo編 ONTOMO MOOK付録として、オンキヨー製10cmフルレンジ・スピーカーユニット「OM-OF101」を付録にした「これならできる特選スピーカーユニット 2021年版 オンキヨー編」(6,930円)と、対応エンクロージャー・キットを付録にした「これならできるスピーカー工作 2021」(7,700円)を8月19日に同時発売する。
今回付録となるスピーカーユニット「OM-OF101」は、オンキヨーの独自開発による10cm口径のフルレンジ・スピーカーユニット。自社ブランドのスピーカーにもまだ採用されていない新技術のパーツが搭載されており、型番の由来は、「“オントモ”―“オンキヨー・フルレンジ” “10(cm)”の“1”番目」だという。
生物が太古から進化のなかで獲得したデザインを活かしたバイオミメティクスと呼ぶ手法を採用。軽くて強度のあるトンボの翅の翅脈構造にヒントを得た振動板形状で共振を分散させ、貝殻の立体構造を取り入れることで、振動板の強度・剛性を高めている。これにより、広帯域をカバーする高性能化を実現。エッジは渦巻き形状で不要音も低減しているという。
「これならできるスピーカー工作 2021」には「OM-OF101」に対応したエンクロージャー(スピーカーBOX)・キットを付録。ムックを合わせて購入することで、スピーカーを組み立てられる。
このエンクロージャー・キットは、オーディオ評論家の生形三郎氏の設計によるもので、「OM-OF101」が持つサウンドの魅力を充分に引き出して、心地よい音で音楽を楽しめるスピーカーとなるように作られているという。
「ダブルバスレフ」と呼ばれている方式で設計され、一般的なバスレフ方式を重ねて用いる構造をしている。これは、より低域の再生周波数を伸ばしたり低域の量を増やしたりできる方式で、スピーカー工作ファンが設計するエンクロージャーによく使われるという。一方、一般的な市販のスピーカーシステムにはほとんど採用されることのない方式でもあり、スピーカー工作ならではの方式となっている。
組み立てには木工用ボンド、プラスドライバー、濡れ雑巾、ペン類、定規などが必要になるが、ハンダなどの工具は必要なく、工作の経験がないという人でも簡単に組み立てることができるよう配慮されているという。