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AVIOTの最上位完全ワイヤレス。Snapdragon Soundでハイレゾ再生
2021年10月26日 10:00
プレシードジャパンは、運営するAVIOTブランドから、完全ワイヤレスイヤフォンの新フラグシップモデル「TE-BD21j-ltd」を11月5日に発売する。Qualcommの次世代プラットフォーム「Snapdragon Sound」に対応しており、96kHz/24bitのハイレゾ再生、低遅延、高品質通話を実現したという。価格は19,800円。カラーはローズゴールド、ドーンブルー。
また、このイヤフォンをベースとしながら、「凛として時雨」のドラムス・ピエール中野氏が全面監修したコラボモデル「TE-BD21j-ltdpnk」も11月下旬~12月上旬に発売予定。価格は26,950円。通常/コラボモデルともに、予約開始は10月26日10時から。
ハイブリッド・トリプルドライバーモデルとして発売された「TE-BD21j」を大幅ブラッシュアップ。サイズ感や形状はそのままに、Qualcommの次世代プラットフォームSnapdragon Soundに対応。
対応するAndroid端末と組み合わせると、96kHz/24bitの伝送ができるaptX Adaptive audioに対応。「圧倒的な高解像度と、可聴帯域を超えるワイドレンジ化を実現した」という。ほかにも、SBC/AAC/aptXをサポートする。
さらに、32kHz aptX Voiceに対応。クリアな音声品質の通話を可能とし、システム全体で89ms(0.089秒)の超低遅延も実現。「ゲームユーザーに没入感と軽快な操作体験を提供するという。この低遅延は、他社主要製品比較で最大45%少ない遅延レベルだという。
ハイレゾ再生にふさわしいドライバーとして、ハイブリッド・トリプルドライバー構成を採用。8mm径のダイナミックドライバーと、バランスドアーマチュア(BA)ユニットを2機搭載しており、3基の高性能ドライバーそれぞれの音響特性を精緻に解析、そしてマッチングさせると同時に、0.1dBオーダーのチューニングを実施。Snapdragon Soundの規格を満たしながら、「日本語を母国語にする人々の耳に最も心地良く響くトーンバランスを実現した」という。
2基のBAドライバーには、米Knowles製品の中から、よりワイドレンジな高品位ユニット採用。ダイナミックドライバーには、本格スタジオモニターにも採用されるパルプコーン振動板にヒントを得た、PETチタンコンポジット素材に、高密度パルプを貼り合わせたデュアルレイヤー振動板を採用している。これにより内部損失が高く固有音が減少した一方、振動版の軽量化とマグネットの強化により応答スピードを向上させた。
ローレット部には無垢のジュラルミンから削り出したパーツを採用。指の滑りを抑え装着しやすくしているほか、非磁性体であるジュラルミンは、外来ノイズの侵入を防ぐ効果も期待できるという。
ユニークなスライド式ドアを採用した充電ケースにも高品位ジュラルミン素材を使用し、高級感を演出。「音質だけでなく、質感や手触りの良さも大切にする、AVIOTのこだわり」だという。
通話用マイクには、BAと同様、高感度、低歪みを実現した米Knowles製のマイクを採用。環境ノイズやエコーの少ないクリアな音声を届けるとする。前述の通り、従来の2倍のサンプリングレートを誇る32kHz aptX Voiceにも対応している。
省電力技術と最新SoCとの相乗効果で、イヤフォン単体で最大9時間の連続再生を実現。充電ケースとの併用で最大45時間の再生が可能。
防水性能はIPX4相当。重量は片耳で約5.7g、充電ケースは約83.8g。
ピエール中野氏が全面監修「TE-BD21j-ltdpnk」
TE-BD21j-ltdをベースに、ピエール中野氏が⾳質からデザインまで監修した、特別な1台。「ただ原音に忠実なだけでなく、音楽性豊かなサウンドシグネチャーに仕上げた」という。
デザインもピエール中野氏が監修しているほか、TE-BD21j-pnkに続き、アニメ「PSYCHO-PASS サイコパス」の常守朱(CV:花澤香菜)、そして、ドミネーター(CV:日高のり子)のボイスを起用した、ボイスガイダンスも採用している。
ベースモデルとの違いは以下の通り。
- ピエール中野⽒ 監修のサウンドチューニング
- ピエール中野⽒ 監修のオリジナルカラー
- オリジナルロゴの刻印(チャージングケースおよびイヤホン左側)
- オリジナルボイスガイダンス
- ボイスガイダンス切り替え専⽤アプリ「AVIOT PNK CHANGER」対応
- コラボモデル専⽤ 特別ポーチ付属
初めて完成したものを聴いたときは本当に驚きました。これまでのコラボモデルに比べ、圧倒的に解像度が上がっています。「Bluetoothイヤホンでこんなにいい音が聞けるんだ」って。
有線と⽐べても引けを取らない、なんなら超えてくるくらいの音が聴けます。引くくらい、すごすぎる。
ピヤホン第5弾のキーワードは「低音」。ベースモデル「TE-BD21j-ltd」のポテンシャルの高さ、解像度の高さがゆえに生み出せた低音というのが「TE-BD21j-ltdpnk」のポイントです。
チューニングは自分の好みや最近のトレンドに近づけてみるところからスタートさせました。その過程のなかで、「低音にこだわったらすごいことになるのでは」と思い、(低音を)とにかく作り込みました。自分は、(ドラマーとして)ドラムを実際演奏したときのサウンドを体感して知っているので、そのライブ感も再現できていると思います。とはいえ低音過多にならず、中域~高域もバランスよく、かつ、ピエール中野チューニングらしさも出しています。
この低音は他のイヤホンでは聴けないと思います。超自信作。全員に聴いてほしい。