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「GH5II」で4Kライブ配信が可能に。30日に新ファーム

デジタル一眼カメラ LUMIXシリーズ「GH5II」(DC-GH5M2)

パナソニックは、発売中のデジタルカメラ「GH5II」(DC-GH5M2)向けに、ライブ配信などの機能を向上させる新ファームウェアを11月30日から配布する。これにより、スマートデバイスと有線接続してのライブ配信や、パソコンと有線LANケーブルを接続しての配信が可能になる。新ファームのバージョンはVer.1.1。

GH5IIは発売当初から、スマートデバイスとWi-Fi接続してのライブ配信が可能だったが、新ファームではスマートデバイスと有線接続する「スマートデバイスとのUSBデザリング」(RTMP/RTMPS)に対応する。これにより電波干渉が多い環境での使用時も、通信の安定性を確保できる。対応配信サービスはYouTubeとFacebook。

カメラとパソコンを有線接続する「有線IPストリーミング機能」も追加され、最大4K/60pの映像配信が可能に。後述するカメラ制御ソフトウェア「LUMIX Tether Ver.2.0」を使ったマルチカメラ制御にも対応する。有線IPストリーミングの対応配信サービスもYouTubeとFacebook。

なお、GH5IIとPCの有線LAN接続には、カメラ側のUSB Type-C端子をLAN端子に変換する市販アダプターが別途必要。

また、従来の「無線IPストリーミング機能」では最大フルHD/60pでのライブ配信が可能だったが、今回追加されたUSBテザリングと有線IPストリーミングでは、4K画質を選択可能。USBテザリング時は最大4K/30p、有線IPストリーミング時は最大4K/60pの配信に対応した。そのほか静止画機能にはライブビューコンポジットが追加される。利用できるライブ配信フォーマットは以下のとおり。

カメラ制御ソフトウェア「LUMIX Tether Ver.2.0」では、最大12台の対応機種を1台のパソコンから制御できる。2021年11月時点で、LANケーブルを用いた機器制御に対応するのはDC-GH5M2/BGH1/BS1H。USBケーブルを用いた機器制御に対応するのはDC-GH5M2/GH5S/G9/BGH1/S1H/S1R/S1/S5/BS1H。

同ソフトウェアでは、パソコンからパワーズーム対応のLUMIX Gシリーズレンズのズーム操作も可能になる。'21年11月時点での対応レンズは、「H-PS14042」と「H-PS45175」。

あわせて11月30日には、DC-BGH1向けに配信されている「LUMIX Tether for Multicam」が「LUMIX Tether」にソフトウェア統合される。