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B&W“オリジナルNautilus”にインスパイアされた新705/702 Signature
2021年12月17日 10:00
ディーアンドエムホールディングスは、Bowers & Wilkinsの新製品として、ブックシェルフスピーカー「705 Signature」と、フロア型「702 Signature」の新バージョン・Midnight Blue Metalicを12月23日に発売する。価格と国内入荷予定数は705 Signatureがペアで405,900円、100ペア。702 Signatureが1台380,600円で、50ペア(100台)。
ユニット構成は、705 Signatureが2ウェイバスレフで、25mmカーボン・ドーム・ツイーター×1、165mmコンティニュアム・コーンウーファー×1。702 Signatureは3ウェイ・バスレフ型で、25mmカーボン・ドーム・ツイーター×1、150mmコンティニュアム・コーンFSTミッドレンジ×1、165mmエアロフォイル・ コーンウーファー×3。
どちらもミッドナイトブルー・メタリック塗装を採用。「Bowers & Wilkinsの象徴の一つであるオリジナルNautilusにインスパイアされた」というカラーで、メタリック塗料とラッカーによる7層仕上げで、「リッチで艶やかな表情に仕上げられている」という。さらに、ミッド/バスとミッドレンジ・ドライバーの周囲にはブライトメタルのトリムリングを、ツイーターにはブライトシルバーのツイーターグリルを備え、深みのあるフィニッシュの美しさをより際立たせている。リアパネルには、Signature IDプレートが取り付けられる。
なお、既存のダトク・グロス・フィニッシュの705 Signatureと702 Signatureも引き続き販売される。
702 Signatureには、FSTコンティニュアムコーン・ミッドレンジと、エアロフォイル・プロファイルのウーファーを搭載。両機種のツイーターは、空洞の亜鉛ボディではなく、アルミニウムのブロックからの削り出し筐体を採用。800 Series Diamondと同様のデカップリング機構を用いてエンクロージャーに取り付けて、相互の影響を抑えている。前面にはカーボンドーム振動板を採用。
既存のSignatureモデルと同様に、Mundorf製の特別な処理が施されたシグナルパスコンデンサー、大型化されたヒートシンクを採用。702 Signatureはさらに、クロスオーバーの低域側フィルターにアップグレードされたフィルターコンデンサーを搭載している。
これらのアップグレードにより、「元来優れたものであった解像度、拡散性、そして空間表現力をさらに向上させ、より洗練された魅力的な音をお届けする」という。
702 Signatureは、有限要素解析(FEA)によって形状を最適化した、剛性の高いアルミニウム・シャーシをミッドレンジ用のFSTドライブ・ユニットに採用。キャビネットからのデカップリングと、ミッドレンジ・シャーシ前面に追加されたチューンド・マス・ダンパーにより、振動への耐性を強化している。
さらに、702 Signatureのウーファーには、800 Series Diamondで使用されているエアロフォイル・コーンをアレンジした技術を投入。エアロフォイル形状のEPS(Expanded Polystyrene)の内側と外側にスキンを貼った複合構造を使うことで、低音域のパフォーマンスを向上させている。