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ハイセンス、ネット動画を手軽に楽しめる4K液晶テレビ「U7H」

65型4K液晶テレビ「65U7H」

ハイセンスは、映画やスポーツなどのエンターテインメント・ネット動画を手軽に楽しめる4K液晶テレビ「U7H」シリーズを、6月下旬より順次発売する。サイズ展開は85型、75型、65型、55型、50型、43型で、85型と43型は7月下旬発売。価格はいずれもオープンプライスで、店頭予想価格は11万円前後から。

U7Hシリーズ

  • 85型「85U7H」 7月下旬 40万円前後
  • 75型「75U7H」 6月下旬 25万円前後
  • 65型「65U7H」 6月下旬 18万円前後
  • 55型「55U7H」 6月下旬 14万円前後
  • 50型「50U7H」 6月下旬 12万円前後
  • 43型「43U7H」 7月下旬 11万円前後

映像処理エンジンとして「NEOエンジンPro」を搭載。地上デジタル放送やBSの放送映像を超解像処理で高精細な4K画質に復元する「AI放送高画質処理」や、ネット配信コンテンツを分析し、コンテンツに合わせて色濃度/超解像処理/ダイナミックガンマ補正などを行なう「AIネット映像高画質処理」のほか、「AIオート画質調整」、「美肌リアリティーPro」、「AIシーン別超解像処理」、「AIモーション別超解像処理」、「高精細ノイズ処理」、「エリア別適性露出復元」、「3段階超解像処理」といった映像処理を利用できる。

NEOエンジンProは、2018年に東芝映像ソリューション(現TVS REGZA)と共同開発した映像処理回路の進化版。

2021年モデルで使用していた「NEOエンジン 2021」や「NEOエンジン plus 2021」とは異なる高性能な新世代チップで、様々な映像機能を1チップで処理する。同時発表の上位機U9Hにも同じエンジンが採用されており、同社スタッフは「ディスプレイ部の性能に差はあるものの、U9HとU7Hの映像処理や基本的な機能は同等。U7Hはコストパフォーマンスに優れたモデルになっている」と話す。

55型「55U7H」。広視野角なADSパネルを採用
65型「65U7H」

120Hzの倍速パネルを採用。パネル解像度は4K/3,840×2,160ドットで、85/65/50/43型はVA液晶、75/55型はADS液晶(IPS系)を搭載する。バックライトは全面直下LED。

フレーム補間&3Dノイズリダクションのクリアモーションとともに、スケートボードや自動車レースなど、動きの速いスポーツも残像感の少ない、なめらかでクリアな映像で映し出す。星や照明、金属の輝き、ハイライトなどを抽出して、その部分の明るさを引き上げてきらめきを表現する「輝き復元Pro」も搭載。

HDRは、HLGとHDR10+、Dolby Vision、Dolby Vision IOなど、さまざまなフォーマットに対応。Dolby Vision IQでは、テレビ本体の光センサーで取得した部屋の明るさ情報をHDR画質処理に反映。室内環境に左右されることなく常に最適なDolby Vision画質で映像を楽しめる。HDR10+信号を部屋の明るさに応じて自動調整するHDR10+ ADAPTIVEにも対応する。

精巧な色彩制御により映像信号として圧縮された色域に対して、6,144項目の色彩データベースを参照することで、高精度な色空間変換を行なうこともできる。

HDMI入力自動画質調整も備え、HDMI入力の音声フォーマットを解析し、接続したレコーダーで視聴しているコンテンツが録画番組か、Blu-rayかを判断して、適切な画質に自動調整する。彩度に適した輝度になるように調整し、コントラストを際立たせて引き締めることによって、奥行きや質感の伝わる立体的な映像にする「テクスチャ―復元」も備えた。

バックライトと液晶パネルの間には、バックライトブーストフィルムが挟み込まれており、このフィルムが光を反射させることで輝度を全体的に引き上げる。

左右のスピーカーに加え、テレビ背面にサブウーファーを搭載。実用最大出力は40Wで「従来の薄型テレビでは実現出来なかった迫力の重低音を実現する」という。Dolby Atmosに対応するほか、音響最適補正技術「Eilex PRISM」やサウンドリマスター「Eilex FOCUS」も搭載。

HDMI入力は4系統で、このうちHDMI1~2は4K/120p入力に対応。VRRやALLMを利用できる。4K/120p入力時は約0.83msの低遅延を実現する「ゲームモードPro」も利用可能。AMD FreeSync Premiumもサポートした。

そのほかスマートフォンの画面をテレビに映し出せる「スクリーンシェア」や、Bluetooth接続、音声でチャンネル、音量、入力切替などが操作できる「VIDAA Voice」、録画機能も備える。

リモコン。通信はBluetooth方式
下部に動画配信サービスのダイレクトボタンを設置。

付属リモコンは、ボタンの文字の大きさを改善して、より見やすくなり、リモコン裏面には滑り止め加工も施される。表面についた細菌の増殖を抑える抗菌加工仕様(SIAA ISO 22196)。

独自開発のVIDAAプラットフォームを採用し、多彩な動画配信サービスに対応。コンテンツを大迫力の高画質・高音質で楽しめる。また、便利な9つのダイレクトボタンからすばやく動画を視聴可能。

消費電力と年間消費電力、外形寸法、重量は以下の通り。

【消費電力と年間消費電力(12年・26年基準測定値)】
・85U7H:未定
・75U7H:250W 182・289kWh/年
・65U7H:230W 165・263kWh/年
・55U7H:150W 118・155kWh/年
・50U7H:130W 118・152kWh/年
・43U7H:未定

【スタンドを含めた外形寸法と重量】
・85U7H:190.3×45.3×117.1cm(幅×奥行き×高さ) 約42kg
・75U7H:167.5×37.7×103.3cm(同) 約28.7kg
・65U7H:144.9×30.6×89.3cm(同) 約19.1kg
・55U7H:123.0×30.6×76.7cm(同) 約13.2kg
・50U7H:116.7×30.6×70.4cm(同) 約12.4kg
・43U7H:96.2×20.9×59.7cm(同) 約9.3kg