FiiO、新設計シェルにBA×6基搭載した「FA7S」

FiiO Electronics製IEM「FA7S」

エミライは、FiiO ElectronicsのFAシリーズから、新設計筐体にBAドライバー×6基搭載したイヤフォン「FA7S」を1月21日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は44,550円前後。

高域、中域、低域に各2基のBAドライバーを採用した、計6基のドライバー構成。各帯域で、ドライバーの物理設計による調整に加え、内蔵されたクロスオーバーネットワークにより正確にコントロール可能になった。

低域/高域用にKnowles製ドライバーを搭載。低域用には高いドライブ力を持つ「HODVTEC-31618」を、高域用には非常に高い分解能を持つ「RAD-33518」を採用。また、中域には新たに独自チューニングを施したカスタム仕様のドライバーを備えている。

ハウジングには、医療グレードの316Lサージカル・ステンレス素材を用い、粉末冶金工法で全体を形成。さらに、PVD(Physicall Vapor Deposition=物理的蒸着法)コーティング処理により強靭な皮膜を形成し、高い耐久性と金属アレルギーに配慮したという。

「FA7S」

シェルデザインは、立体的で風車を彷彿とさせるY字型デザインを持つFiiO第3世代デザインを採用。5軸CNCマシンで加工された円形フェースプレート、青色に光るスティールメッシュ、磨き上げられたステンレスボディが特徴としている。

ケーブルは、銀メッキ処理を施した高純度単結晶銅製を採用。19本の芯線を8本組し、計152本の芯線が編まれている。個別に絶縁された芯線を撚り合わせたリッツ線構成で、被覆には長期間使用後の黄変や低温環境下での硬化に対する耐性があるTPU素材を採用している。ケーブル長は約120cm。

また、ケーブルには左右の判別を容易にするため青(左)と赤(右)のカラーリングが施されている。イヤフォン側端子はMMCX。プラグも交換可能で、2.5mmバランス、3.5mmアンバランス、4.4mmバランスのプラグが付属する。

周波数帯域は10Hz～40kHz。インピーダンスは18Ω(@1kHz)。感度は111dB/mW(@1kHz)。最大入力は100mW。重量は8.4g。バランス重視イヤーピース(S/M/L)や、低音重視イヤーピース(S/M/L)、ボーカル重視イヤーピース(S/M/L)、メモリーフォーム・イヤーピース(M×3ペア)、ダブルフランジ・イヤーピース(M)、クリーニングブラシ、キャリングケースなどを付属する。