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トライオードの新真空管アンプ「EVOLUTION」。SOULNOTE「M-3」参考出品

エレクトリと日本音響エンジニアリングの共同展示ブースの様子

国内外のオーディオブランドが一堂に会する展示会「2021東京インターナショナルオーディオショウ」が、東京・有楽町の東京国際フォーラムで開催。会期は11月5日から7日の3日間。入場無料だが、新型コロナウイルス感染症対策のため事前予約制となっている。ここではトライオードなどのブースを中心にレポートする。

トライオード

「EVOLUTION」

トライオードのブースでは、12月中旬に発売する真空管プリメインアンプ「EVOLUTION」(528,000円)の展示が行なわれている。取材時はまだお披露目前で布が掛かっている状態だったが、5日13時以降は実機を見られる。

「TRV-88SER」の上級機と位置づけられる機種で、基本回路はKT88プッシュプル。40W+40Wの出力でスピーカーを強力にドライブするという。デザインは「MUSASHI」を踏襲し、ピアノブラック仕上げ。シャーシ天面にバイアスメーターとバイアス調整ボリュームを装備しメーターを確認しながらバイアス調製が可能なほか、リアパネルのスイッチを切り替えることで、パワーアンプとしても利用できる。リモコン操作が可能なのも特徴だという。

そのほか、日本でも復刻販売開始した米ウェスタンエレクトリックの真空管「300B」の展示や試聴も行なっている。

CSR(SOULNOTE)

CSR(SOULNOTE)のブースでは、開発中のモノラルパワーアンプ「M-3」を参考出品。そのほか、SACDプレーヤー「S-3ver2」、プリアンプ「P-3」、ネットワーク再生システム「ZEUS」を中心にデモを実施。なお、ブースは予約制となっている。

ロッキーインターナショナル

ロッキーインターナショナルのブースでは、英Wharfedaleのスピーカー「EVO4シリーズ」や「DIAMOND 12シリーズ」「LINTON Heritage」などを展示。新製品としては、LEAKのCDプレーヤー「CDT」(128,000円)とUSB DAC搭載プリメインアンプ「STEREO 130」(168,000円)を展示している。

上から「CDT」、「STEREO 130」

ブース内のイチオシの製品としては、DAC内蔵プリメインアンプにCDトランスポートも備えた英QUADの「Artera Solus」で、Wharfedaleのスピーカーと組み合わせた試聴が行なえる。

「Artera Solus」

アイレックス

「Symphonika」

今回初出展となるアイレックスは、キャビネット素材にバーチ積層材を使用した伊AUDELの最新スピーカー「Symphonika」やブックシェルフ型の「Sonika mk2」、ALBEDOの「Aptika mk2」などを展示。

「Sonika mk2」
「Symphonika」と「Sonika mk2」に使われているバーチ積層材の仕組み

アンプ類は伊AUDIAのフラッグシップ「Strumento」シリーズを使ってデモを実施。アナログシステムでは、リトアニア・Reedのターンテーブル「Muse 3C」(3,740,000円)や、独Derenevilleのアップグレードフォノモーター「DMS-5001」(946,000円)とマイクロ精機のターンテーブルの組み合わせでの展示なども行なわれている。

アップグレードフォノモーター「DMS-5001」

Macintoshの展示やYG ACOUSTICSのスピーカーも

エレクトリと日本音響エンジニアリングの共同展示ブースでは、Macintoshのプリ/メインアンプや真空管アンプ、CDプレーヤーなどを多数展示。試聴スペースにはPASSやHEGEL製品も展示されている。

アッカのブースでは、YG ACOUSTICSのフロア型スピーカー「Sonja」「Carmel」を使った試聴を実施している。

「Carmel」

オルトフォンのブースでは12月下旬発売のカートリッジ「Verismo」の展示も行なわれている。

ガラスケースに入った「Verismo」