ニュース

ELAC、Concentroシリーズ初のブックシェルフ「S 503」

Concentro S 503

ユキムは、ELACブランドのスピーカーシステム「Concentro S 503」を3月に発売する。カラーはブラック、ホワイト、ウォルナットの3色。価格はブラックとホワイトがペア120万円(税別)、ウォルナットがペア130万円(同)。専用スタンドも用意し、価格はペア20万円(同)。

ELACの最高峰ライン「Concentro」シリーズ初のブックシェルフモデル。JET Vツイータとアルミニウム振動版を持つミッドレンジドライバーとの同軸構成のStepX-JETコアキシャルドライバーと、AS-XRウーファーによる3ウェイ構成となっている。

StepX-JETコアキシャルドライバーに付属する3種類のDCR(Directivity Control Rings/指向性制御リング)は、「理想的な放射特性を得るウェーブ・ガイドとしての機能を持ちながら、リングを交換することでリスニング環境にフィットした指向特性を得られる」という。

AS-XR(アルミ・サンドウィッチ・クリスタルライン)ウーファーは、軽量で内部損失に優れているペーパーコーンとアルミニウムコーンを重ねた振動板を採用。クリスタルラインと呼ばれる振動版にある幾何学模様のパターンが、コーン振動板の強度を10倍にアップさせているという。

磁気歪みを排した大型空芯コイルを装着したウーファー専用基板と、高品位パーツで構成されたツイーター専用基板は、それぞれの干渉を防ぐためセパレート構成で装備。内部配線にはVan den Hul製ケーブルを採用している。スピーカーターミナルはウーファーからの逆起電力をキャンセルするのに有効なバイワイヤリング接続に対応している。

フロントバッフルをスラントさせ並行面を持たないエンクロージャーは、Concentro SeriesとVELA Seriesで培ったノウハウを受け継ぎ、高い剛性を確保したとする。

周波数特性は34Hz~50kHz。インピーダンスは4Ω。能率は87dB(2.83V/1m)。入力は定格120W、最大200W。外形寸法は225×372×400mm(幅×奥行き×高さ)。重量は13.4kg。

背面