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Apple、27型5Kのクリエイター向け「Studio Display」
2022年3月9日 04:41
アップルは、27型の5K Retinaディスプレイ「Studio Display」を3月18日に発売する。ディスプレイながら「A13 Bionic」チップを搭載し、高性能なカメラやオーディオシステムも搭載する。価格は標準ガラスのモデルが199,800円から、一段と映り込みが少ないという「Nano-textureガラス」を採用したモデルが242,800円から。
同日に発表したデスクトップ機「Mac Studio」と機能・デザイン面でマッチした製品でもある。Mac Studioについては、別記事で紹介する。
Studio Displayの解像度は5,120×2,880ドットで、輝度は600nit。P3の広色域、10億色以上に対応し、周囲の変化に合わせて自動的にディスプレイの色温度を調整するTrue Toneテクノロジーも搭載。
太陽光など強い光源のある作業空間向けに、革新的というNano-textureガラスのオプションも用意。Pro Display XDRで最初に導入されたNano-textureガラスは、「ずば抜けた画質を提供しつつ、光を拡散してグレアをさらに最小限にする」という。
クリエイター向けディスプレイと位置づけられており、リファレンスモードとして以下のモードを用意する。
- Apple製ディスプレイ(P3-600nit)
- HDTVビデオ(BT.709-BT.1886)
- NTSCビデオ(BT.601 SMPTE-C)
- PALおよびSECAMビデオ(BT.601 EBU)
- デジタルシネマ(P3-DCI)
- デジタルシネマ(P3-D65)
- デザインとプリント(P3-D50)
- 写真(P3-D65)
- インターネットとウェブ(sRGB)
ディスプレイだが、A13 Bionicチップを搭載しており、カメラとオーディオシステムのクオリティを高めている。上部に搭載した1,200万画素のカメラをビデオ会議で活用でき、写っているユーザーを認識し、ユーザーが動いても自動的にカメラのフレーム内に収めるセンターフレーム機能が利用可能。
3マイクアレイも内蔵し、クリアな通話と音声録音も実現。「Mac史上最高」という6スピーカーサウンドシステムも内蔵。4つのフォースキャンセリングウーファーにより、歪みを抑えて力強くはっきりとした低音を生み出し、2つのツイーターが正確な中音と明瞭な高音を再生するという。
Dolby Atmosに対応し、空間オーディオの再生もサポート。「まるで映画館にいるような視聴体験を生み出す」とする。Hey Siriもサポート。
最大10Gb/sをサポートするUSB-Cポートを3基搭載。Thunderboltポートも備え、様々な周辺機器を1本のケーブルでMacに接続できる。MacBook Proに最大3台のStudio Displayを接続することも可能。
なお、別売のTouch ID搭載Magic Keyboard、Magic Trackpad、Magic Mouseに、Studio Displayのデザインを引き立てる、新たなシルバーとブラックのカラーオプションも発売する。
傾きを調整できるスタンドを採用し、外形寸法は62.3×16.8×47.8cm(幅×奥行き×高さ)で、重量は6.3kg。オプションで、傾きと高さを調整できるスタンドも用意。VESAマウントアダプタも用意する。