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ゼンハイザー初のスポーツ完全ワイヤレス。イヤーピースで周囲の音調整
2022年4月21日 07:30
ゼンハイザーは、ブランド初となる完全ワイヤレスイヤフォンのスポーツ向けモデル「SPORT True Wireless」を、5月12日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は19,250円前後。2種類のイヤーピースとデジタル処理を組み合わせて、周囲の音の取り込み量を調整できる「アダプタブルアコースティック」機能が特徴。
完全ワイヤレス「CX True Wireless」をベースに、スポーツ向けのカスタマイズを施したモデルで、「スポーツの前、最中、後、全てのシーンでアスリートに寄り添い圧倒的な高音質で圧倒的なパフォーマンスを引き出すアスリートのためのワイヤレスイヤフォン」と位置づける。
アクティブノイズキャンセリング(ANC)は非搭載だが、オープンイヤーアダプターとクローズイヤーアダプターという2種類のイヤーアダプター(イヤーピース)と、アプリ「Smart Control」内の設定を組み合わせることで、スポーツシーンに合わせて周囲の音の取り込み具合を調整できる「アダプタブルアコースティック」を利用できる。
高い遮音性を実現するクローズイヤーアダプターを取り付け、アプリで「FOCUS」モードにすることで、周囲の音を遮断して集中力を高められ、ジムや自宅など、ひとりでサウンドに没入してワークアウトをする場合や、オンライントレーニングなどに最適という。
一方、周囲の音を取り込みたい場合はオープンイヤーアダプターと「AWARE」モードを組み合わせることで、周りを意識しながらトレーニングができる。このオープンイヤーアダプターの内側には0.4mmの穴が開けられており、ゼンハイザーが追求する高音質はそのままに、閉塞感を最小限に抑える。イヤフォン装着中に発生する体内からの音(自分の呼吸音や足音)などを減少させるため、ランニングなど屋外スポーツに最適とのこと。
各イヤーアダプターは3サイズ(S/M/L)から選択でき、4サイズ(N/S1/S2/S3)から選べるイヤーフィンも付属。好みにあわせて快適な装着性と高い安定感が得られる。
高性能のTrueResponseドライバーを搭載。歪みを最小限に抑え、迫力のある力強い低音からクリアで繊細な高音まで奏で、臨場感あふれるサウンド体験を届けるという。再生周波数帯域は5Hz~21kHz、感度は110dB SPL。
連続再生時間はイヤフォン単体で最大9時間、ケース併用で最大27時間。充電時間は1.5時間で、15分の充電で1時間使える急速充電に対応する。ケースのUSB Type-Cポートにはプロテクションカバーも用意され、ストラップも付属する。ワイヤレス充電には非対応。
Bluetooth 5.2、Class 1(10mW)準拠で、コーデックはSBCとAAC、aptXをサポートする。イヤフォンはIP54の防塵防滴仕様。
通話用マイクを片側2基、計4基搭載。重さはイヤフォン両側合わせて約13.6g、ケースは約41.6g。USB Type-Cチャージングケーブルやストラップなどが付属する。