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カナルワークス、2ウェイで「最高のクオリティ」目指したイヤフォン

カスタムIEM「CW-L17QD」

カナルワークスは、シンプルな2ウェイモデルで最高のクオリティを目指したという、2ウェイ6ドライバーのカスタムIEM「CW-L17QD」、セミカスタムIEM「CW-S17QD」、ユニバーサルIEM「CW-U17QD」、Bluetoothケーブル仕様のユニバーサルIEM「CW-U17QDBT2」を5月下旬に発売・受注開始する。直販価格はCW-L17QDが119,900円、CW-S17QDが82,500円、CW-U17QDが79,200円、CW-U17QDBT2が88,000円。カスタムIEMには別途、耳型採取費用が必要。

この4モデルは4月29日に東京・中野の中野サンプラザで開催される「春のヘッドフォン祭2022 mini」で展示、先行予約を行なう。なお「春のヘッドフォン祭2022 mini」の入場は事前登録制で、すでに定員となり受付を終了している。

超小型のBA4基をひとつにまとめたクアッドBA

高域用に超小型のバランスド・アーマチュアドライバー(BA)4基をひとつにまとめたクアッドBAを採用した。これにより、ドライバー1基あたりの負荷を下げ、ひずみ感の少ない艶やかな高域を実現したという。低域用には、ベント装備による高能率で、かつ音響フィルターを内蔵した低音専用設計のデュアルBAを採用している。

仕上げバリエーション

カスタムIEM「CW-L17QD」では、ユーザーの好みにあわせ、シェルカラー、フェイスプレートカラー、スペシャルフィニッシュ、Bluetoothを含むケーブル仕様などを多彩なオプションから選択できる。

耳型

ユニバーサルモデル「CW-U17QD/U17QDBT2」では、シングルノズルのコンパクトな音響アッセンブリを実現。6ドライバー構成ながら、耳の小さい人や耳道の細い人でも快適な装着感が得られる。このユニバーサルモデルもカスタムIEMと同じようにひとつひとつハンドメイドで製作。シェル形状はこれまでの経験と資産を活かし、より多くのユーザーにフィットする形状とした。

ノズル部

ノズルは国内生産によるアルミ削り出し品を採用。高い精度と仕上がりの美しさで「安定した音質と所有する喜びを感じられる」という。ケーブルはユニバーサル用に耳掛け部分のメモリーワイヤーの代わりに耳当たりの優しいカール処理を施した新ケーブルを採用。皮脂などによる変色にも強くなった。本体側のプラグはカスタム版と同じく2Pin仕様で、ケーブル断線時でも交換できる。

Bluetooth仕様の「CW-U17QDBT2」

Bluetooth仕様の「CW-U17QDBT2」では、カスタムモデルでオプション選択できるBluetoothケーブルが標準で付属。Bluetooth 5.0に準拠し、コーデックはSBC、AAC、aptX、aptX LLをサポートする。ケーブル部分は音質に配慮し、4Nグレード(99.99%)無酸素銅導体ツイストケーブルを採用。

セミカスタムIEMの「CW-S17QD」は、耳型採取を必要としないユニバーサルシェルで、手軽にカラーリングやフィニッシュのカスタマイズが可能。シェルの構成はユニバーサルモデルと共通だが、カスタムIEMと同じくオーダー仕様に沿って、ひとつひとつハンドメイドで製作される。

また、2022年5月末をもって「CW-L12a」、「CW-L32V」、「CW-L33LV」、「CW-L52」が販売終了となる。ただし、一部は業務用としてカナルワークスダイレクトショップにて継続販売する。