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FAudio、開発期間1年半以上の新ケーブル。国内50本限定

アップグレードケーブル「Moonlight」

ミックスウェーブは、FAudioと台湾のハイエンドケーブルブランド「Erua Audio」の協力製品第二弾となるアップグレードケーブル「Moonlight」を、9月8日に発売する。世界250本限定で、日本では50本限定で販売する。価格はオープンプライス、店頭予想価格は76,900円前後。

開発に1年半以上の期間をかけたというアップグレードケーブル。特にシングルダイナミックドライバーとハイブリッド設計のイヤフォン製品に重点を置いて開発テストを行なったため、これらのイヤフォンと組み合わせることで、卓越したサウンドを提供するとのこと。

また両社の協力製品第一弾であるケーブル「Daylight」を上回ることを目標に、Erua Audioと協力して、チューニングと改善も行なわれた。サウンドステージの幅と奥行きを広げるべく、様々なタイプのシングルダイナミック型、ハイブリッド型イヤフォンでテストを重ね、このチューニングスタイルにより、「音の伸びとリニアなパフォーマンスが豊かになった」とのこと。

また特別に処理されたシールド・ファイバー・ジャケットに加え、超高域からシビランス(歯擦音)のエッジを削ぎ落とすことで、雑音のない静かなバックグラウンドを作り出せたといい、「まるで雲の切れ間から明るい月明かりが差し込むようなリスニング体験が得られ、全体的に細部まで透明感のある音色になった」としている。

開発・テストにおける重要なステップのひとつが、「2つの異なる素材と音色の特徴を活かし、信号の流速の違いによる周波数帯域の落ち込みの解消」だったため、フランス製の純銀線と台湾製のOCC銅線を採用。黄金比構造で撚り合わせることで、表皮効果や近接効果がオーディオ信号の流れに与える影響を低減した。

はんだは、様々な物を試した結果、2種類の生産終了となっているビンテージはんだを使用し、アナログライクなトーンを作り出したという。

黒と緑のファイバー・ジャケット採用

使用感や外観の向上も目指し、黒と緑の非常に柔らかいファイバー・ジャケットを使用して、ケーブルの保護と快適性の向上を図った。従来同様にErua Audioの象徴的なメタルスプリッターも採用したほか、Moonlightの独自ロゴをあしらったいカスタム・ブラックCNCパーツも投入。このCNCパーツの重みにより、ケーブルが耳に密着して安定し、ストレスの少ない装着感を実現した。

入力端子は4.4mmバランス、出力端子はカスタム2pin。ケーブル長は約120cm。

Moonlightの独自ロゴ入りCNCパーツ