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FIIO、14.2mm径ドライバの耳載せ型イヤフォン。約5390円

イヤフォン「FF1」

エミライは、中国FIIO Electronicsの新製品として、イントラコンカ型(耳載せ型)イヤフォン「FF1」を9月15日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は5,390円。カラーはブラックとシルバーで、シルバーのみ今秋より発売する予定。

“カナル型”が主流となった今日のイヤフォン市場に向け、“イントラコンカ型”の新たな可能性を問うべく、FIIOのイヤフォン開発のノウハウを注ぎ込んだ、というエントリー向けの有線イヤフォン。

装着イメージ

大口径14.2mmダイナミックドライバーを搭載。上位モデル(FF5、FF3)に使用されている素材を使用しながら、新たな音響設計と組み合わせ、FFシリーズの第2世代ダイナミックドライバーとして開発。低域の再生限界は更に伸び、強靭な低音と開放感溢れる中高域を表現したという。

クラスを超えた高音質を提供するべく、高剛性・軽量・高ダンピング性能を持たせたベリリウムコーティングを採用。ダイヤフラムの動きをよりスムーズにするために、FF1専用設計の特殊なポリウレタン製ガスケットを採用した。その結果、重厚な低域再生、甘美な中域とボーカル再現を実現し、臨場感あふれる音楽再生を可能にしている。

イヤーステム上部から後方に向かって細長い音響抵抗管を設置。筐体デザインに溶け込むように格納された音響抵抗管は、外観デザインだけでなく、イヤフォン内部の空気の流れをスムーズに流れるようにした。

この音響抵抗管により、イヤフォン本体の共振と低音の損失を抑制。より深く、より純度の高い上質な低域再生を目指したとする。

構造起因で音が抜けてしまうことで、低域はカナル型に一歩譲る部分もあるとされるイントラコンカ型。FF1ではオープン装着した実使用時の再生能力を表す有効周波数帯域の下限が38Hzとなっており、「音楽に包み込まれるような感覚を得ることができる」とのこと。また、付属のスポンジカバーを使用すれば、さらに低域のパフォーマンスを優先できるという。

より快適な装着感を実現するため、耳と接触するイヤフォン・シェルの直径を16.5mmから16.2mmに小径化。さらに重量はイヤフォン単体で3.2g(片側)を実現。耳への負担を抑え、長時間快適に装着できるようにした。

独自形状の0.78mm 2ピンコネクター着脱式ケーブル(約120cm)を採用。左コネクターには、左右チャンネルを区別できる触覚インジケーター付き。ケーブルにはインライン・コントロール付きマイクが備わっているため、通話やオンライン会議、ゲーミングなどでも利用できる。なお、コネクターが独自形状となっているため、市販の0.78mm 2ピンコネクターと互換性はない。

ホールド感を高める、3組の異なるサイズの滑り止めシリコンリングのほか、高域重視の(穴空き)スポンジ、ボーカル重視の(穴無し)スポンジ、USB Type-C→3.5mmメス変換アダプターなどを付属する。