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米Qualcomm、BOSEと協業。“革新的なオーディオ製品”投入へ

米Qualcommは現地時間9月2日、ドイツ・ベルリンのIFA 2022内で基調講演を行ない、このなかで米BOSEとの長期パートナーシップを発表した。協業の拡大により自宅内や車内、外出先などあらゆるシーンで「ワイヤレスオーディオの新時代に対応するBOSEのオーディオ機器開発をサポートする」という。

Qualcommとのパートナーシップにより、BOSEはイヤフォンやヘッドフォン、スピーカー、サウンドバーといった製品ポートフォリオにQualcommのボイス&ミュージックプラットフォームを統合可能となる。

具体的には「Qualcomm S5 Audio SoC」を、将来のワイヤレス・オーディオ製品に搭載し、強力な処理能力と低消費電力機能を活用し、音楽や通話、ゲームなど、消費者が求める豊かなユーザーエクスペリエンスをサポートする。Qualcomm S5 Audioプラットフォームは、終日使用可能な超低消費電力性能と高いパフォーマンスのワイヤレス接続をサポートすることで、「オーディオの楽しさをさらに高めるように設計されている」という。

Qualcommの社長兼CEOのCristiano Amon氏は「BOSEはオーディオ業界を代表するブランドのひとつであり、私たちの長年の関係がさらに発展していくことを嬉しく思う。BOSEは非常に強力で、競争力のある製品ロードマップを持っており、Qualcommのオーディオおよび接続プラットフォームを活用して、これまでにない革新的なオーディオ製品を市場に投入する予定だ」と述べている。

またBOSEのCEO、Lila Snyder氏も「Qualcommとの重要な関係を基盤として、これからも互いに協力し、製品や技術の可能性の限界を押し広げ、人々にこれまで以上に音楽やコンテンツを楽しんでもらえるよう努力していく」とコメントした。

また同社はMeta Platformとも、Snapdragon XR PlatformとMeta Questプラットフォームのテクノロジーを活用した空間コンピューティングの新時代に向けて協力する複数年契約も結んだ。

両社は、すでに最新のVR技術について7年間の協業実績があり、直近の成果としてはVRヘッドセット「Meta Quest 2」が挙げられる。今回の合意は、Meta Quest Platform専用にカスタマイズされたSnapdragon XR Platformによる“プレミアムな体験”を実現するための、複数年にわたる広範な戦略的合意となる。

今後、両社のエンジニアチームと製品チームは、メタバースの実現を加速させる次世代プラットフォームとコアテクノロジー提供のため、技術協力を深めていく。

QualcommのCristiano Amon社長兼CEOは「Metaと提携することで、メタバースをリードする世界的な2社が結びつき、数十億人のためにコンピューティングの未来に革新を起こす。XRにおける共同リーダーシップを基盤に、両社はクラス最高のデバイスと体験を提供し、メタバースにおける仕事、遊び、学習、創造などの方法を変革していくことになる」とコメント。

Metaの創業者兼CEOであるマーク・ザッカーバーグ氏は「Qualcomm Technologiesと共同で、将来のQuest製品向けにSnapdragon XRプラットフォームと、その技術を活用したVRチップセットのカスタマイズに取り組んでいる。携帯電話とは異なり、バーチャルリアリティの構築は空間コンピューティングやコスト、フォームファクターの面で、多次元的な課題をもたらしている。私たちが共同で開発しているチップセットは、バーチャルリアリティを限界まで追求し、最高の体験を提供するのに役立つだろう」と述べている。