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ラックスマン、増幅帰還「LIFES」搭載の最上位プリメイン「L-509Z」

プリメインアンプ「L-509Z」

ラックスマンは、プリとパワーに増幅帰還エンジン「LIFES」を搭載した新フラッグシップ・プリメインアンプ「L-509Z」を12月に発売する。価格は99万円。カラーはブラスターホワイト。

2017年発売のプリメインアンプのフラッグシップ「L-509X」の心臓部=増幅回路ODNFを完全刷新。ステレオパワーアンプ「M-10X」、プリメインアンプ「L-507Z」に次いで、次世代のアンプ回路を担う高音質・増幅帰還エンジン「LIFES 1.0」を、ディスクリート構成のプリアンプとパワーアンプの両回路に初めて同時搭載。「プリメインアンプとしてかつてない規模の増幅回路による高次元の音楽性を獲得した」という。

3段ダーリントン4パラレル・プッシュプル構成による240W×2(4Ω)の定格出力を実現。

音量調節を司る電子制御の高音質アッテネーター機構LECUAは、新たに採用されたロータリーエンコーダーに独自開発の重量回転メカを組み合わせ、これまで以上にスムーズで精緻感のある音量調節を可能とした「LECUA-EX」へ進化。88ステップの高精細な音量調節が可能。

機能面では、利便性を充実させるため、音量を確認しやすい7セグメントLEDによるレベル表示や、オーディオソースのひとつとして完全に復活したアナログレコード再生をより本格的に楽しむための3段階ゲイン切り替え付きフォノアンプ回路、音質をコントロールするための中音域専用ボリュームを増設した3バンドのトーンコントロールも備える。

新たに、グラウンド配線を左右独立させた4.4㎜のヘッドフォン出力端子を搭載。6.3mmの標準出力も備えている。他のオーディオ機器との電源連動を可能にするトリガー入出力端子、外部コントロール端子も搭載する。

電源部には、EI型600VAの高レギュレーション電源トランスと、10,000μF×8本の大容量コンデンサーも備える。

アンプ回路等の主要なオーディオ基板には、トップグレードモデルのみに採用するピールコートPCBを使用。レジストによる誘電効果を排除している。

パワーアンプを追加したバイアンプ構成、AVシステムとの共存も可能にするプリパワー分離機能も搭載。

入力端子は、アナログRCA×4、Phono(MM/MC-H/MC-L)×1、バランスライン×2、セパレート入力×1、セパレート出力×2を装備。音量ノブを操作せずに、一時的に音量を抑えるミュートボタンも備え、リモコンからも操作が可能。

スピーカーターミナルは、極太のケーブルも装着しやすく、Yラグやバナナ端子にも対応したインラインを採用。スピーカー端子はA、Bの2系統備えている。

伝送される音声信号を最適最短のルートで構成するビーライン・コンストラクションと、スムーズな電流伝送を実現するラウンドパターン配線基板を採用。各芯スパイラルラップ・シールドと芯線の非メッキ処理で自然な信号伝送を実現する独自のOFCワイヤーによる内部配線を使っている。

消費電力は370W。外形寸法は440×463×193mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は29.4kg。