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「アバター2」のメイキング新映像。73歳が“14歳少女”を演じた最新技術とは?
2023年1月20日 16:00
現在上映中の映画「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の舞台裏を撮影した、新しいメイキング映像がYouTubeに公開された。
今回のメイキング映像は、主人公のナヴィ族ジェイク・サリーとネイティリの養女として登場する、14歳の少女“キリ”を撮影したもの。キリを演じているのは、御年73歳の女優シガーニー・ウィーバーで、繊細な表現力と高度なパフォーマンスキャプチャーを駆使した撮影の様子を見ることができる。
キャメロン監督の“無邪気な面があるから適役だ”の一言により、役を引き受けたというシガーニー。これまで「エイリアン」シリーズや「ゴーストバスターズ」シリーズなど数多くの作品に出演してきた彼女だが、本作では「今までとは違う役づくりを心がけた。“シガーニー”らしい要素を捨てるためにね。少女として毎日を過ごすのは楽しかった」と話す。
私生活においても若者の動きを観察し、自身のティーンエイジャー時代を振り返りながら難役に挑んだというシガーニーは「人間は14歳の頃からそれほど変わらない。当時の喜びや苦しみを鮮明に覚えているものよ。キリに心を奪われたわ」と振り返る。
シガーニーの演技を目の当たりにしたジェイク役のサム・ワーシントンは「14歳と話している気分になったよ。少女になりきったシガーニーの演技に思わず引き込まれた」、ネイティリ役のゾーイ・サルダナは「彼女の演技は“芸術”だわ。それに見とれていると忘れてしまう。目の前の相手が長身で大女優だということをね」と絶賛。
再びパンドラへ脅威をもたらすクオリッチ役のスティーヴン・ラングは「イタズラ好きな少女みたいな女優さ。威厳があるけどドジな面もあるんだ」、プロデューサーのジョン・ランドーは「14歳を演じる姿に感服したよ。これぞ真の演技だ。時代を代表する大物女優さ」と称賛。キャメロン監督も「シガーニーは14歳の少女を演じきった。完璧にね。10代の少女になりきっていた。それも、無意識なうちにね。驚かされたよ」と述べている。
なお、1月19日時点での全世界興行収入が19億2,825万ドル(日本円で約2,468億円、1ドル128円換算)を記録。全世界歴代興行収入において、6位にランクインしている。