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Twitch、配信を盛り上げる「サウンドバイト」など新機能・ツールを予告

Twitchは1月25日、今後リリースを予定しているツールやアップデートに関する公式ブログを公開した。視聴者とストリーマー(配信者)の交流を盛り上げるという「サウンドバイト」や、編集したクリップを縦長のショートビデオ形式でエクスポートできるツールなどの提供を予告している。

公式ブログは、Twitchで最高製品責任者を務めるTom Verrilli氏と、最高収益化部門責任者のMike Minton氏によるもの。冒頭ではさまざまな取り組みやツール、機能の改善を行なった2022年を振り返っており、'22年に置けるストリーマーの収益がTwitch全体で10億ドルを超えたことなどをあかしている。

2023年に向けて、Twitchがもっとも重視していることは「コミュニティの規模およびTwitchでの収益という両分野における、みなさんの成長」だといい、'23年前半には、こうした成長を妨げることなく、収益を上げやすくするための製品やツールのリリース、機能拡張による改善などを行なうという。

収益を上げるためのさらなる選択肢のひとつとなるという「サウンドバイト」は、視聴者がお金を払ってお気に入りのストリーマーと交流し、サポートすることができるファーストパーティのサウンドアラートとのこと。

Twitch内で購入できる仮想グッズのビッツを使ったチャットメッセージ「Cheering」にも、ストリーマーがよりパーソナライズされた方法で視聴者に感謝を伝えられるようにするためのアップデートが予定されている。

またTwitch、および外部サイトで配信の宣伝を簡単に行なえるようにする新ツールとして、クリップを編集して縦長のショートビデオ形式でエクスポートするためのツールをリリース。さらにTwitterの協力のもと、他のプラットフォームで配信の宣伝を簡単に行なえるようにするという。

視聴者にコンテンツを知ってもらいやすくするツールとして、最大20のクリップをチャンネルページにピン留めできる「ピン留めクリップ」、配信タイトルにスタンプを入れられる「配信タイトルスタンプ機能」を追加。さらにTwitchモバイルアプリには、フォローしているストリーマーの配信のチェックと視聴をワンストップでできるようになる「今後の配信」セクションも追加予定。

広告についても表示の簡略化や表示方法・場所などの改善を実施する。表示については、以前から広告表示のタイミングが分かりにくいため、ストリーマー自身もコミュニティも広告による配信中断に備えにくいという意見もあったため、広告表示のタイミングをより明確にして管理が簡単になるよう、広告マネージャーの修正を行なう。

また広告なしで配信を観たいという視聴者のためにTwitch Turbo(広告なしでの配信視聴や、スタンプやバッジ等のチャットに関するアップグレードといった特典を提供するもの)の改善も行なっているとのこと。こちらについては年内にアップデートが提供される。

そのほか、視聴者とのコミュニケーションを充実させるためのファーストパーティツール、配信コンテンツの改善点を探るための「クリエイターホーム」、配信をしていないときでもコミュニティとコミュニケーションが撮れる機能などの追加も予告されている。