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ソニー、ゲーム専用UIを搭載した4K液晶。43型で約12.7万円から

65型「KJ-65X80L」

ソニーは、ゲーム専用ユーザーインターフェース「ゲームメニュー」を新たに搭載した、エントリー4K液晶ブラビア「X80L」「X75WL」シリーズを4月22日より順次発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12.7万円前後(KJ-43X75WL)から。

4K液晶ブラビア「X80L」シリーズ
・85型「KJ-85X80L」 約418,000円 6月10日発売
・75型「KJ-77X80L」 約308,000円 同上
・65型「KJ-65X80L」 約242,000円 4月22日発売
・55型「KJ-55X80L」 約187,000円 同上
・50型「KJ-50X80L」 約165,000円 同上
・43型「KJ-43X80L」 約154,000円 同上

4K液晶ブラビア「X75WL」シリーズ
・75型「KJ-77X75WL」 約242,000円 7月15日発売
・65型「KJ-65X75WL」 約187,000円 同上
・55型「KJ-55X75WL」 約149,000円 同上
・50型「KJ-50X75WL」 約138,000円 同上
・43型「KJ-43X75WL」 約127,000円 同上

65型「KJ-65X75WL」

2022年発売のエントリー液晶「X80K」、ネット専売「X80WK」シリーズの後継。2023年モデルの新機能「ゲームメニュー」の搭載ほか、上位X80Lでは、独自の高ビットレート動画配信サービス「BRAVIA CORE」が楽しめるようになった。

全機種でDolby Vision、Atmosをサポート

全モデルで、4K/3,840×2,160ドットの液晶パネルを採用。対応リフレッシュレートは、最大60Hz。エッジ型のLEDバックライトを採用し、ローカルディミングは非対応。

映像プロセッサーは、X80Lが「HDR X1」、X75WLが「X1」。低解像のコンテンツも4K解像度へアップコンバートする超解像エンジン「4K エックス リアリティープロ」を搭載。上位X80Lのみ、彩度・色相・明度を3次元で検出して細部まで忠実な色再現を目指した「トリルミナス プロ」も備える。

サポートするHDR規格は、HDR10、HLG、Dolby Vision。

サウンドシステムは、フルレンジ2基による計20Wの「エックス バランスド スピーカー」。音の歪みを低減する形状のスピーカーと大容量のスピーカーボックスを組み合わせた。Dolby Atmosもサポートする。

65型「KJ-65X80L」
X80Lのベゼル
背面

「ゲームメニュー」を新搭載。上位X80LはBRAVIA COREも

ゲーム専用のユーザーインタフェース「ゲームメニュー」を新搭載。PlayStation 5などのゲーム信号を検知すると、ゲームのステータスや設定などのアシスト機能を集約したメニューが表示できる。

画面を小さくして表示できる「画面サイズ調整」、シューティングゲームで活用できる中心点表示「クロスヘア」、暗部を持ち上げて視認性を高める「ブラックイコライザー」、プレイ画面のちらつきやカクツキを抑える「VRR」などを用意する。画面サイズ調整は、後日ソフトウェアアップデートでの対応。

ゲームメニュー

X80Lは、ソニー・ピクチャーズなどの映画コンテンツを高ビットレートで楽しめる、独自の動画配信サービス「BRAVIA CORE」をサポート。購入ユーザーには、有効期間12カ月の5クレジットが配布される。

また今年からは、BRAVIA COREがDolby Atmosをサポート。順次Atmos対応コンテンツが拡充される。

65型「KJ-65X75WL」
X75WLのベゼル
背面

搭載チューナーは全機種共通で、BS4K/110度CS 4K×3、地上/BS/110度CS×3。別売の外付けHDDを接続すれば、2番組の同時録画も可能。放送視聴中の裏番組録画や2番組同時録画が行なえる。

OSは「Google TV」。NetflixやPrime Video、Hulu、Disney+、TVer、ABEMA、U-NEXT、Apple TV、YouTube、DAZNなどの各種映像配信サービスが楽しめる。Bluetooth式リモコンには「U-NEXT」「Netflix」「Hulu」「Prime Video」「ABEMA」「Disney+」「YouTube」の7つのダイレクトボタンを用意する。

リモコン

無線LANは、IEEE802.11ac/a/b/g/n。Googleアシスタント、Chromecast built-in、Apple AirPlay 2ほか、ホームネットワーク機能(DLNAクライアント)、LINE連携「ブラビアみまもり」も備える。ハンズフリー音声検索は、上位X80Lのみ対応。

ECOモードや省電力設定など、“エコ”に関連する設定を一カ所に集約した「ECOメニュー」を新採用。設定内容によって、ECOメニュー内の木のグラフィックが変化する仕組みになっていて、環境光センサーや無操作電源オフなど、より“エコな設定”にすると木の葉の大きさが変化するという。

HDMI入力は4系統で、自動低遅延モードのALLMに対応。eARCは入力3のみ可能。PS5連携機能のオートHDRトーンマッピング、コンテンツ連動画質モードにも対応する。4K120pやVRR信号は非対応。

HDMI以外の端子として、ビデオ入力(4極ミニ)、光デジタル音声出力、センタースピーカー入力、ヘッドフォン出力、USB、LANを備える。

X80Lは、ブラックスリムTエッジスタンドを採用する。

X80Lのスタンド
X75WLのスタンド

消費電力と年間消費電力、外形寸法、重量は以下の通り。

【消費電力と年間消費電力】
X80Lシリーズ
・85型「KJ-85X80L」:399W 312kWh/年
・75型「KJ-77X80L」:317W 280kWh/年
・65型「KJ-65X80L」:241W 210kWh/年
・55型「KJ-55X80L」:213W 186kWh/年
・50型「KJ-50X80L」:151W 138kWh/年
・43型「KJ-43X80L」:114W 115kWh/年

X75WLシリーズ
・75型「KJ-77X75WL」:326W 258kWh/年
・65型「KJ-65X75WL」:237W 192kWh/年
・55型「KJ-55X75WL」:202W 203kWh/年
・50型「KJ-50X75WL」:157W 130kWh/年

【スタンドを含めた外形寸法と重量】
X80Lシリーズ
・85型「KJ-85X80L」:190.1×45.3×117.0cm(幅×奥行き×高さ)/47.8kg
・75型「KJ-77X80L」:167.5×39.9×103.6cm(同)/33.7kg
・65型「KJ-65X80L」:145.2×33.6×90.8cm(同)/22.8kg
・55型「KJ-55X80L」:123.3×33.6×78.5cm(同)/17kg
・50型「KJ-50X80L」:111.9×28.4×71.6cm(同)/13.1kg
・43型「KJ-43X80L」:96.4×28.4×63.0cm(同)/10.8kg

X75WLシリーズ
・75型「KJ-77X75WL」:168.6×41.5×104.5cm(幅×奥行き×高さ)/31.7kg
・65型「KJ-65X75WL」:146.2×33.4×91.2cm(同)/20.7kg
・55型「KJ-55X75WL」:124.3×33.4×78.9cm(同)/15.6kg
・50型「KJ-50X75WL」:112.6×26.7×71.8cm(同)/12.3kg