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「スカイウォーカーの夜明け」から15年後の新作も。SW新作映画3本を製作

スター・ウォーズ新作映画でシリーズに復帰するデイジー・リドリー(左)
(C)2023 Lucasfilm Ltd.

日本時間4月7日、イギリス・ロンドンで「スター・ウォーズ」最大の祭典である「スター・ウォーズ セレブレーション ヨーロッパ 2023」が開催され、シリーズの“過去”、“現在”、“未来”を描く新作映画3本の製作が発表された。タイトルや公開時期などは明かされていない。そのほかオリジナルドラマシリーズの最新作「アソーカ」の配信時期も発表されている。

スター・ウォーズ セレブレーションは「ルーカスフィルムからファンへのラブレター」とも言われている、スター・ウォーズ最大の祭典。そんなイベントで発表された新作映画3本は、現在のスター・ウォーズタイムラインにおいて、それぞれ過去、現在、未来を描く。

各作品の監督も発表されており、過去を描く作品は「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」や「LOGAN/ローガン」のジェームズ・マンゴールド監督、現在を描く作品は「マンダロリアン」などのドラマシリーズやアニメーションシリーズを手掛けてきたデイブ・フィローニ監督、未来を描く作品の監督はパキスタン出身の女性監督シャルミーン・オベイド=チノイ監督がメガホンを執る。

ジェームズ・マンゴールド監督(中央)
(C)2023 Lucasfilm Ltd.

マンゴールド監督作は、旧三部作の25,000年前に遡り、フォースを操る最初のジェダイについての物語を描く。監督によれば「『十戒』のような聖書的なフォースの夜明け(Dawn of the force)についての大作で、フォースとは一体どこから生まれたのか、それをどう使うかを発見したのはいつ頃のことなのかといったこと」を描きたいという。

デイブ・フィローニ監督(中央)
(C)2023 Lucasfilm Ltd.

フィローニ監督作は、帝国残党と新共和国の間で激化する戦いについての物語で、「(ダース・ベイダー亡き後の銀河を描く)このタイムラインで新しいものを作り、それが『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』の後に起きるヒーローたちにとって不幸な出来事でもある、壮大な戦いへと続いていく」とのこと。ルーカスフィルムのキャスリーン・ケネディ社長は、この作品が「マンダロリアン」や「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」、「アソーカ」などを締めくくるものになると語っている。

シャルミーン・オベイド=チノイ監督(右)
(C)2023 Lucasfilm Ltd.
イベントに登場したデイジー・リドリー
(C)2023 Lucasfilm Ltd.

チノイ監督作は、「スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け」から15年後が舞台で、新たなジェダイ・オーダーと、その力について描く。このチノイ監督作には、新3部作でレイを演じたデイジー・リドリーが出演することも発表され、イベントにもリドリーが姿を見せた。

ジュード・ロウもイベントに登場。2023年配信予定のドラマ「スケルトン・クルー(原題)に主演している
(C)2023 Lucasfilm Ltd.
2024年配信予定のドラマ「アコライト(原題)」のステージ
(C)2023 Lucasfilm Ltd.
2024年配信予定のドラマ「キャシアン・アンドー」シーズン2のステージ
(C)2023 Lucasfilm Ltd.

“もう一人の主人公”のドラマは8月配信

「アソーカ」ティザービジュアル
(C)2023 Lucasfilm Ltd.

オリジナルドラマシリーズの新情報も発表された。このうち、アニメーション作品「スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ」で初登場して以来、絶大な人気を誇るキャラクター、アソーカ・タノを主人公にした実写ドラマ「アソーカ」は、2023年8月にDisney+で独占配信される。

(C)2023 Lucasfilm Ltd.
「アソーカ」場面写真
(C)2023 Lucasfilm Ltd.

アソーカは、かつてアナキン・スカイウォーカー唯一のパダワンであり、ジェダイだった人物。しかし、正義の守護者たちであるはずの組織ジェダイ・オーダーへの信頼を失い、ジェダイの道を捨てアナキンとも決別する。そして、ダークサイドに堕ちたアナキンがダース・ベイダーとなった姿で再会を果たし、変わり果てた姿のかつての師と死闘を繰り広げるという壮絶な過去を持つ。

実写ドラマでは「マンダロリアン」シーズン2で初登場し、「ボバ・フェット/The Book of Boba Fett」ではルーク・スカイウォーカーとも対面。そのほか、オビ=ワン・ケノービや、レイアとルークの母パドメ・アミダラ、ヨーダ、そしてダース・モールなど正史に登場する数多くのキャラクターと深いつながりがあり、8月配信のドラマでは、アナキンやルークに次ぐ“「スター・ウォーズ」のもう一人の主人公”とも言えるアソーカの物語が描かれる。

予告映像も公開されており、アソーカの代名詞とも言える二刀流のライトセーバーで戦うアクションシーン満載の仕上がりとなっている。銀河での宇宙船の戦闘シーンはもちろん、アソーカが銀河を駆け回る華麗なアクションシーンも映し出されるほか、「ジェダイは敗れ去った。ほぼ残っていない。ついにその時が来た」という意味深な台詞も――。本作ではシリーズの“現在”を描く新作映画でメガホンを執るフィローニ監督が製作総指揮を務めている。

アソーカ | 特報 | Disney+(ディズニープラス)
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