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ティアック、局仕様の独自ドライブ搭載したCDトランスポート。約16.3万円

CDトランスポート「PD-505T」(シルバー)

ティアック(TEAC)は、放送局仕様の自社ドライブをベースにした新しいCDトランスポート「PD-505T」を6月10日より発売する。価格は162,800円。カラーはシルバー(S)とブラック(B)を用意する。

放送局で長い使用実績を持つ自社開発CDドライブ「CD-5020A」をベースに改良を加え、新モデルに最適化した新設計のCDドライブを搭載したのが最大の特徴。

CDメカニズム全体は、本体のシャーシに完全に固定しないセミフローティング状態でマウント。スピンドルモーターやアクチュエーターから発生する振動が、シャーシに伝わり共振し、CDの読み取りに悪影響を及ぼすフィードバックが起きないよう、細心の注意を払って設計されている。

さらに、駆動部品のマウント時に使われるダンパーが音質に及ぼす影響を排除するため、あえてリジッドな固定方法を採用する箇所を設けるなど、全体の振動モードを計算。剛柔を使い分けた構造とすることで、より正確で鮮度の高いCDの読み取りを実現しているという。

新設計の駆動制御回路を搭載しているのも、ポイント。さらなる高みを求め、CDメカニズムの駆動制御回路は新規設計とし、穏やかなフィードバックでスピンドルモーターをコントロールして自然な回転状態を作ることで、よりナチュラルで開放的なサウンドを目指した。

また、スピンドルをはじめピックアップレンズを駆動するアクチュエーターも含めて、スイッチングノイズの発生しないBTL駆動を採用。微小な読み取り信号への影響を排除し、信号の純度を高めている。

「PD-505T」(ブラック)

電源にはトロイダルコアトランスを採用。さらに、ディスプレイのOLED用、CDドライブおよびマイコン回路用、オーディオ回路用それぞれに専用の2次巻線と整流回路を設置し電源をセパレート。音質を考慮してCDドライブ、マイコン、オーディオ回路にそれぞれ独立したディスクリート電源回路を採用した。

デジタル接続では、上流となる機器のクロック精度がシステム全体のクオリティを左右する。本機では、内部クロックに位相雑音の特性に優れた、低位相雑音タイプの水晶発振器を採用。高精度な基準クロックを元にCDの信号を読み取ることで、CDに刻まれた本来の音を正確にデジタルアウトから出力する構造とした。

10MHzの外部クロック入力を搭載。外部より、より高精度なクロック信号を入力することで、さらなる音のグレードアップが楽しめる。また、デジタル再生システムにおいて、システム上流の精度向上による音質改善にとどまらず、DACとのクロック同期など、さらにハイレベルなデジタルシステムの構築も可能になる。

制振性と高級感を両立したフルメタル筐体を採用。筐体のすべてを外来ノイズに強い金属パネルで構成することで、パソコンなどから発せされる電磁ノイズの侵入を抑制。オーディオ機器にとって厳しい環境下でもノイズの少ないクリーンな内部環境を実現した。

さらに、金属製シャーシを両サイドから包み込む8mm厚のアルミパネルは、シャーシや前後パネルに不要なねじれや歪みを与えない取り付け構造とし、強固かつ精密な筐体を実現。A4サイズ(天面)の筐体となっており、机の上やサイドボードなど、わずかなスペースにも設置可能とした。

床面のわずかな歪みにも影響されることなく安定した設置を可能にする、新開発のオリジナル3点支持フット「Stressless Foot」を採用。従来型とは異なり、フットをシャーシに固定せず半固定状態にして自由に振動させることで、より自然な音の響きを得る、というコンセプトに基づいて開発。

削り出しのスチール製のフットは、しっかり固定されることなく底面にぶら下がる状態で装着されており、従来型のピンポイントスパイクフットのような定位感がありながら、より自然で豊かな響きを実現するという。

トップパネルにはセミフローティング・トップパネルを採用。トップパネルをネジでシャーシに締め付けず、サイドパネルのみで挟み込んだ半固定状態にすることで、開放感に優れた音を実現している。

デジタル音声出力は、角形光×1、同軸×1。消費電力は4Wで、待機時は0.3W。突起部を含む外形寸法は、290×248.8×84.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量は4kg。

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