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ベンキュー初のHDR10+、Netflix対応4K最上位プロジェクタ「HT4550i」

4Kフラグシップホームシアタープロジェクター「HT4550i」

ベンキュージャパンは、同社初となるHDR10+、Netflixに対応した4Kフラグシップホームシアタープロジェクター「HT4550i」を7月7日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は450,000円前後。Android TVドングルも付属する。

単板のDLPプロジェクター。解像度は3,840×2,160ドット。光源は4LED(RGBB)で、明るさは3,200ANSIルーメン、コントラスト比は800,000:1。赤と緑の色域が広いDCI-P3 100%をカバーする。

正確な色精度の品質を確保するため、工場出荷時に色域をチェック。その測定値の結果をキャリブレーションレポートとして製品に添付している。

映画視聴向けのフィルムメーカーモードを初搭載。映像の後処理を無効化することで作品オリジナルのアスペクト比、色、フレームレートを保持し、制作者の意図したオリジナルの映像を忠実に再現するという。

HDRは、HDR10、HLGに加え、HDR10+にも対応。独自のHDR-Pro技術によるコントラストの向上も可能。Dynamic Black技術を搭載し、LED調光でコントラスト比を向上させる。シーンに合わせて光量と黒レベルを切り替え、「暗いシーンには必要な暗さを、明るいシーンには必要な明るさを生み出す」という。

映像を複数の領域に分割、それぞれの輝度を分析し各領域の明るさを調整するローカルコントラストエンハンサーも備えている。

RGBのカラーセンサーによるオートカラーキャリブレーション機能により、経年による各色のバランスの崩れを自動的に調整。LED光源は最大30,000時間(※エコモード使用時)の長寿命を誇る。また、低発熱性で静音性にも優れるとのこと。エコモード時の騒音は28dBA。

起動に時間を要する従来の水銀ランプ式のプロジェクターと比較して、高速で起動が完了。1.3倍のズームレンズを搭載し、約3mの距離から120インチの4K映像が投写できる。縦60%、横±15%の縦横レンズシフト機能も使える。

Netflix対応Android TVを内蔵し、映像配信に加え、Google Playストア内のゲームなどを、4Kの大画面で楽しめる。HDMI eARC接続にも対応する。

外形寸法は420.5×312×135mm(幅×奥行き×高さ)、重量は約6.6kg。

映像入力端子はHDMI(2.0b)×2で、第2ポートはeARC対応。音声出力端子はS/PDIF×1、ミニジャック(3.5mm)×1。USB Type-A×2(マルチメディア再生用、5V/2.5A 給電用各1ポート)、LAN端子、RS-232、12Vトリガー端子などを備える。内蔵スピーカーは5W×1。