ソニー、BrightEra/短焦点レンズ搭載のデータプロジェクタ
-実売10万円。BrightEra非搭載で実売7万円のモデルも
ソニーは、短焦点レンズを搭載したエントリークラスのデータプロジェクタ2モデルを5月22日に発売する。ともに価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「BrightEra」(ブライトエラ)液晶を搭載した「VPL-EX70」が10万円前後、非搭載の「VPL-EX7」が7万円前後の見込み。
0.63型/1,024×768ドットの液晶パネルを搭載したエントリークラスのデータプロジェクタ。VPL-EX70は独自の高開口率液晶パネル「BrightEra」を採用し、輝度は2,600ルーメン(ランプモード高)、コントラスト比は900:1を実現。VPL-EX7は「BrightEra」非搭載。輝度は2,000ルーメン(同)、コントラスト比は500:1。
ともに、1.2倍マニュアルズーム/フォーカスの短焦点レンズを搭載。投影画面サイズは40型~300型で、約1.8mの距離で60型の投影が可能だという。光源は190Wランプで、ランプ寿命は2,000時間(ランプモード高)。
アナログRGB入力を装備。VPL-EX70は2系統(D-Sub 15ピン、うち1系統はコンポーネントと兼用)、VPL-EX7は1系統(D-Sub 15ピン、コンポーネント兼用)搭載する。そのほかの映像入力は共通で、S映像、コンポジットを各1系統備える。ステレオミニのアナログ音声入力も搭載。出力は映像モニター(D-Sub 15ピン)と、ステレオミニのアナログ音声を各1系統装備。RS-232Cの制御端子も備える。
ともに、IP変換機能を搭載。画面のちらつきを抑え、密度の高いスムーズなビデオ再生が行なえるとしている。画質モードとして「ダイナミック」、「スタンダード」、「ゲーム」、「リビング」、「シネマ」、「プレゼンテーション」の6種類を用意。
本体は、従来モデルに比べ床置き時の投射位置が高くなるように設計されており、表示の上下位置を大幅に調整する必要がないという。VPL-EX70には自動台形歪み補正機能も搭載。VPL-EX7は手動での補正に対応する。
そのほかの機能として、電源OFF直後にクーリングせず電源コードを抜くことができる「オフ&ゴー」機能を搭載する。また、天吊り設置の場合も想定し、側面からランプ交換やフィルター清掃が行なえるように設計されている。排気はスクリーン側の前面から行なう内部冷却方式を採用する。
最大消費電力は260W、外形寸法は約314×269×109mm(幅×奥行き×高さ)と共通。重量はVPL-EX70が約3kg、VPL-EX7が約2.9kg。リモコンやキャリングケースなどが付属する。
(2009年 4月 22日)
[AV Watch編集部 大類洋輔]