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JBL、音のビーム放出49500円サウンドバー「BAR 300」。Wi-Fiスピーカがリア/サブウーファに

JBL「BAR 300」

ハーマンインターナショナルは、JBLのサウンドバー新製品として、ワンバーだけで使えるほか、JBLの一部Wi-Fiスピーカーとワイヤレスで連携し、それらをサブウーファーやリアスピーカーとして使える「BAR 300」を10月27日に発売する。価格はオープンプライスで、直販価格は49,500円。

最上位サウンドバー「BAR 1000」の技術を取り入れながら、リーズナブルな価格を実現したのが「BAR 300」。高さ56mmの薄型ワンボディ設計で、テレビまわりに設置しやすいのも特徴。

高さ56mm、横幅820mmのコンパクトな筐体に、6基のスピーカーを搭載。JBL独自の「MultiBeam」技術を備えており、4基のレーストラック型ユニットと、左右両端にMultiBeam用のビームフォーミングスピーカー2基を搭載する。

MultiBeamは、部屋の壁や天井に向かってビーム状に音を放出する事で、音を反射させ、視聴位置の左右後方からサラウンドの音声成分を再現する技術。立体音響サラウンドフォーマットのDolby Atmosによる「バーチャルハイト」も組み合わせ、空間の高さを表現。雨や落雷、空中を旋回するヘリコプターなどの頭上にある音声情報を再現することで、映像にさらなる立体感をもたらすという。

内部のユニット配置
内部パーツ

6基のユニットはそれぞれ独立したアンプで駆動する事で音質を高めた。総合出力260Wの6chアンプを搭載。入力信号の帯域や音圧レベルに応じて使用するスピーカーユニットを動的に変化させ、個々のスピーカーのパフォーマンスを最適化している。

BAR 1000のために開発された、映画のセリフなどの声成分を明瞭に聞き取りやすくする独自技術「PureVoice」テクノロジーをBAR 300にも搭載。独自のアルゴリズムを使用して声の成分をリアルタイムで解析し、声の成分の輪郭を際立たせ明瞭度を高めている。

HDMIは、Dolby Atmosの伝送も可能なHDMI eARC端子を備えるほか、HDCP2.3にも準拠したHDMI入力も1系統装備。光デジタル入力も1系統備える。さらに、Bluetooth、Wi-Fi、LAN端子、サービス用のUSB端子も備えている。

HDR映像にも対応。Dolby VisionとHDR10+のパススルーにも対応し、HDRに対応した4Kテレビの色階調表現力も最大限に発揮できるという。

JBLのネットワーク対応製品を、設定から音楽再生まで一元管理する統合型アプリ「JBL ONE」にも対応。Wi-Fi設定ができるだけでなく、部屋の測定を行なう「キャリブレーション」や「マルチチャンネル設定」なども可能。音質調整やリモコン操作などにも対応している。

統合型アプリ「JBL ONE」にも対応

AirPlay 2をはじめ、GoogleのChromecast built-in、Amazon の「Alexa Multi-Room Music」などを通してスマートフォンやタブレットからより高品位に音楽をストリーミング再生できる。

外形寸法は820×104×56mm(幅×奥行き×高さ)、重量は2.5kg。

JBLの最新Wi-Fiスピーカーがリア・サブウーファーになる

別記事で紹介している、新たなWi-Fiスピーカー「Charge 5 Wi-Fi」や「BoomBox 3 Wi-Fi」との連携も可能。

リアスピーカーとしてCharge 5 Wi-Fiを、サブウーファーとしてBoomBox 3 Wi-Fiを使えるようになる。Charge 5 Wi-FiとBoomBox 3 Wi-Fiはどちらもバッテリーを搭載しているので、スピーカーケーブルも電源ケーブルも不要なケーブルレスで、リアル5.1chシステムへとステップアップできる。

Charge 5 Wi-FiとBoomBox 3 Wi-Fiの詳細は別記事を参照のこと。

Charge 5 Wi-Fi
BoomBox 3 Wi-Fi