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アップル、M3チップ採用の新型MacBook Pro。新色スペースブラック
2023年10月31日 10:25
アップルは、新しいM3チップシリーズを採用した新型MacBook Proを発表した。10月31日から予約を受け付け、11月7日に発売する。14インチモデルと16インチモデルを用意し、価格は14インチのM3チップ採用モデルで248,800円から、16インチのM3 Pro採用モデルで554,800円から。
3ナノメートルプロセスを採用した新型チップのM3、M3 Pro、M3 Maxを選択可能。GPUの平均使用率を劇的に向上させるというDynamic Cachingや、ハードウェアアクセラレーテッドメッシュシェーディングにより、「ゲームをかつてないほど精細に映し出す」という。
M3は8コアCPU、10コアGPU、最大24GBのユニファイドメモリに対応。M3 Proは最大12コアCPU、最大18コアCPU、最大36GBのユニファイドメモリに、M3 Maxは最大16コアCPU、最大40コアGPU、最大128GBのユニファイドメモリを選択できる。
いずれのモデルも、内蔵メディアエンジンはAV1コーデックのデコードにも対応する。そのほかHEVC、H.264、ProResなどのフォーマットを再生でき、Dolby Vision、HDR 10、HLGにも対応する。
ストレージ容量は512GBから、最大8TBまで選択可能。OSはmacOS Sonoma。
ハードウェアとしては、Liquid Retina XDRディスプレイを採用。14インチモデルの解像度は3,024×1,964ドット/254ppi、16インチモデルは3,456×2,234ドット/254ppi。コントラスト比は、どちらも1,000,000:1で、SDR輝度は600ニト、HDRコンテンツのピーク輝度は1,600ニト。10億色対応で、周囲の光に合わせて色と明度を適応させるTrue Toneテクノロジーにも対応する。最大120Hzのアダプティブリフレッシュレートにも対応した。
バッテリー持続時間は14インチ/M3チップモデルで最大22時間のムービー再生、最大15時間のワイヤレスインターネット、14インチのM3 Pro/M3 Maxモデルでは同18時間、同12時間利用できる。16インチモデルは搭載チップにかかわらず、最大22時間のムービー再生、最大15時間のワイヤレスインターネットが利用可能。
内蔵スピーカーは、フォースキャンセリングウーファーを備えた6スピーカーサウンドシステムで、Dolby Atmos、空間オーディオ再生に対応。高い信号対雑音比と指向性ビームフォーミングを持つという3マイクアレイも備える。
14インチモデルは搭載チップによってUSBポート数が異なり、M3モデルはThunderbolt/USB 4×2基、M3 Pro/M3 MaxモデルはThunderbolt 4(USB-C)×3基を搭載。16インチモデルはThunderbolt 4(USB-C)×3基を備える。そのほか共通で充電用MagSafe 3、3.5mmステレオミニのイヤフォン端子、SDXCカードスロット、HDMI出力も搭載。
筐体カラーはスペースグレイとシルバーに加え、14インチのM3 Pro/M3 Max、16インチモデルでのみ新色のスペースブラックを選択可能。スペースブラックは「酸化皮膜シールを形成する画期的な化学を採用することで、指紋の付着が大幅に減る」とのこと。いずれも筐体には100%再生アルミニウムを採用している。
14インチモデルの外形寸法は31.26×22.12×1.55cm(幅×奥行き×高さ)、重さはM3モデルで1.55kg、M3 Proモデルで1.61kg、M3 Maxモデルで1.62kg。16インチモデルの外形寸法は35.57×24.81×1.68cm(同)、重さはM3 Proモデルで2.14kg、M3 Maxモデルで2.16kg。