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アップル、M3チップの新型「MacBook Air」。164800円から

M3チップを採用した新型「MacBook Air」

アップルは3月4日、最新のM3チップを採用した新型「MacBook Air」を発表した。すでに予約を受け付けており、3月8日に販売を開始する。価格は13インチモデルが164,800円から、15インチモデルが198,800円から。カラーバリエーションはミッドナイト、スターライト、シルバー、スペースグレイ。

ストレージ容量は最大2TBまで、ユニファイドメモリ容量は最大24GBまでカスタマイズできる。

2023年10月に発表した最新チップのM3を採用。Final Cut Proでのビデオ編集は、M1チップ搭載のMacBook Air 13インチモデルより最大60パーセント、IntelベースのMacよりも最大13倍高速な処理が可能。

より高速、かつ効率性の高い16コアNeural Engineや、デバイス上の機械学習を大幅に向上させるアクセラレータをCPUとGPU内に搭載しているため、「AIのための世界最高の消費者向けノートブック」だという。

両モデルともLiquid Retinaディスプレイで、バックライトはLED。10億色の色表現やP3の広色域、True Toneテクノロジーを採用する。輝度は500nits。解像度は13インチモデルが2,560×1,664ドット/224ppi、15インチモデルが2,880×1,864ドット/224ppi。

HEVC、H.264、AV1、ProResなどのフォーマットに対応にするほか、Dolby Vision、HDR10、HLGのHDRもサポートする。

MacBook Airを閉じた状態で最大2台の外部ディスプレイに接続できる

ディスプレイを閉じた状態で最大2台の外部ディスプレイに接続可能。ビジネスユーザーのほか、複数のアプリを使ったマルチタスク、同時に複数の文書を広げるために複数ディスプレイが必要なユーザーに最適だという。

スピーカーは4基で、Dolby Atmosや空間オーディオに対応。指向性ビームフォーミングを持つ3マイクアレイも備え、「声を分離」や「ワイドスペクトル」のマイクモード、よりクリアなオーディオ通話/ビデオ通話の音声を利用できる。フロントカメラは1,080pのFaceTime HDカメラ。

13インチモデルは52.6Whリチウムポリマーバッテリー、15インチモデルは66.5Whリチウムポリマーバッテリーを内蔵し、どちらも最大18時間のApple TVアプリのムービー再生、最大15時間のワイヤレスインターネットができる。70W USB-C電源アダプタによる高速充電にも対応。

インターフェースは、MagSafe 3充電ポートと、ハイインピーダンスのヘッドフォンも使用できる3.5mmヘッドフォンジャック、Thunderbolt/USB 4ポート×2。Bluetooth 5.3やWi-Fi 6Eもサポートする。

アップル製品として初めて50%再生素材を使用して作られたモデルだといい、筐体は100%再生アルミニウム、すべてのマグネットに100%再生希土類元素を使用。同じくアップル初となる、メインロジックボードに100%再生銅を使用するなど、環境にも配慮されている。

OSはmacOS Sonoma。外形寸法と重さは、13インチモデルが30.41×21.5×1.13cm(幅×奥行き×高さ)、1.24kg。15インチモデルが34.04×23.76×1.15cm(同)、1.51kg。

2mのUSB-C - MagSafe 3ケーブル、デュアルUSB-Cポート搭載35Wコンパクト電源アダプタが付属する。このうち電源アダプタは、70W USB-C電源アダプタに変更することもできる。