ニュース

ハイレゾ配信「Qobuz」サービス開始延期。「新たなスタート日は未定」

12月に日本でのサービス開始を予定していたハイレゾ音楽配信「Qobuz(コバズ)」の、サービス開始延期が発表された。「e-onkyo musicからQobuzへの音源データの移行に伴い生じた課題が原因」だという。「お客様に満足いただける最高品質のサービスを提供するため、課題の解決に向け対策を講じる必要があり、現時点では新たなスタート日を未定」としている。

「現在、課題の解決に全力を注いでおり、できるだけ早くスムーズなサービス提供が可能となるよう努めております。進捗状況に関する情報は、追加のお知らせを差し上げる予定」とのこと。開始までの間は、引き続きe-onkyo musicサービスを利用するよう呼びかけている。

2007年にフランスで設立されたQobuzは、世界で初めてハイレゾ音源のストリーミングとダウンロードのサービスを実施。現在は欧州、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、中南米およびメキシコ、カナダなど、全世界25カ国でサービスを提供。最大192kHz/24bitのスタジオ・クオリティでのストリーミングに加え、DSDやDXDのカタログも取りそろえたダウンロード・ストアも展開している。

日本ではXandrie Japanが提供。2005年からサービスを開始しているe-onkyo musicとQobuzが統合するカタチとなる。11月にはサービスサイトにおいて料金プランも公開。「Studio」(月額1,280円~)と「Sublime」(月額1,580円~)という大きく分けて2つのプランを用意しており、Sublimeではストリーミングに加え、ハイレゾ音源ファイルを購入する際に60%まで割り引きするという。