ハイレゾ配信Qobuzプレオープン。月額1,480円～、ダウンロード販売も

ハイレゾ音楽のストリーミング/ダウンロード配信「Qobuz(コバズ)」が23日、プレオープンした。23日0時に編集部が確認したところ、料金は利用可能アカウント数が1つの「ソロ」が月額1,480円、2アカウントの「デュオ」が月額1,980円、6アカウントのFamilyが月額2,480円。月額がお得になる年間プランも用意されている。

• ソロ　1アカウント　月額1,480円(年間15,360円/月額換算1,280円)
• デュオ　2アカウント　月額1,980円(年間20,160円/月額換算1,680円)
• ファミリー　6アカウント　月額2,480円(年間24,960円/月額換算2,080円)

なお、Qobuzは海外においてストリーミング配信の利用に加え、ハイレゾ音源ファイルを購入する際に割引で購入できる「Sublime」プランも展開しており、プレオープン前の日本語サイトでは、このSublimeプランの説明が一時記載されていたが、日本でSublimeプランは提供されていない。

音楽配信の取扱楽曲は約1億曲で、邦楽、アニメ/ゲーム、ポップス/ロック、ジャズ、クラシックなど多くのジャンルを網羅。厳選したプレイリストも用意する。CDクオリティ以上の音源による音楽ストリーミングに加え、ダウンロード販売も行なうのが特徴。

ストリーミングサービスはスマホアプリも用意。UIなどのデザインもこだわっている。再生環境に合わせ、ハイレゾ、CDクオリティ、MP3音質を簡単に切り替えられる。バックグラウンド再生や、楽曲をダウンロードしてのオフライン再生も可能。

ダウンロード販売サービスでは、検索とレコメンドにより新しい音楽との出会いをサポート。パソコン用アプリ、iOSアプリ、Androidアプリも用意。PCでのダウンロードは、専用のダウンローダーを使用できる。

なお、統合されるe-onkyo musicでは、PC用アプリでのダウンロードはできなかったが、Qobuzでは可能。また、ダウンロード回数もe-onkyo musicは10回が上限だったが、Qobuzは無制限となっている。

大きな特徴として、アーティストの紹介や、オススメアルバムなどの解説記事を用意。音楽を楽しみながら、それらを読むことができる。具体的には以下のマガジンを用意する。

• ニュース：最新の音楽情報
• パノラマ：タイムレスな話題を深堀した特集
• Hi-Fi：オーディオ機器の試聴レポートや最新情報、チュートリアル
• インタビュー：世界中のアーティストへのインタビュー

音楽のクオリティ面では、WindowsのPC用再生アプリでは、WASAPI(排他モード)やASIOに設定しての再生も可能。RoonやAudirvānaなどのサードバーティ製音楽再生ソフトにも対応する。

フォーマットは、ストリーミングがFLACで、44.1kHz/16bitロスレスから192kHz/24bitまでのファイルを配信。MP3(320kbps)も用意している。

ダウンロード販売では44.1kHz/16bitロスレスから192kHz/24bitまでのPCMに加え、DXDで352.8kHz/32bitのファイルも用意。さらに、DSDの2.8MHz～22.5MHzまでのファイルも用意する。