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27日午前0時5分から「映像の世紀」再放送。30日は「ビートルズ」完全版

(C)NHK

NHKは、ドキュメンタリー番組「映像の世紀バタフライエフェクト」からシリーズ3作品を、総合で27日午前0時5分から一挙再放送する。また30日には、新映像を盛り込んだ「ビートルズとロックの革命」も放送する。

27日に再放送するのは、ゲストと番組プロデューサーが厳選したというイチオシ回。午前0時6分からは番組プロデューサーイチオシの「モハメド・アリ 勇気の連鎖」、0時53分からはちきりんイチオシの「砂漠の英雄と百年の悲劇」、そして1時40分からは東野幸治イチオシの「ハリウッド 夢と狂気の映画の都」を順次放送する。時間は2時25分までで、NHKプラスでも配信される。

番組の一挙再放送に合わせ、29日午前8時5分からはラジオ第1にて、年末特別企画「映像の世紀を語るラジオ」を放送予定。映像の世紀シリーズをこよなく愛する東野幸治と社会派ブロガーちきりんが、番組プロデューサーを共に、魅力や裏話を語り尽くすという。

(C)NHK

また、12月30日午後9時からは、今年6月に放送し話題を呼んだ「ビートルズとロックの革命」を1時間15分の拡大版で放送。新たに貴重な映像を盛り込んだ“完全版”になっているという。

「映像の世紀バタフライエフェクト」テレビ放送概要

「モハメド・アリ 勇気の連鎖」(12月27日午前0時5分~0時51分/総合)

1954年、12歳だったアリが愛用の自転車を盗まれたことがすべての始まりだった。怒りに燃えたアリはボクサーを志し、無敵のチャンピオンとなる。その言動は、世界を大きく揺さぶった。ベトナム反戦運動を燃え上がらせ、オリンピックでの黒人差別への抗議をもたらし、史上初の黒人大統領誕生へとつながっていく。

「砂漠の英雄と百年の悲劇」(12月27日午前0時53分~1時38分/総合)

古来パレスチナは、アラブ人とユダヤ人が共存して暮らす場所だった。そこに対立の火種を持ち込んだのは、イギリスだった。情報将校ロレンスは、第一次世界大戦中にオスマン帝国に潜入、アラブ民族独立をあおり、オスマン帝国打倒をもちかけた。しかし一方でイギリスはユダヤ人にも同じ約束をしていた。百年前のひとりの英雄の裏切りから始まる、憎しみの連鎖の物語である。

「夢と狂気の映画の都」(12月27日午前1時40分~2時25分/総合)

20世紀初頭、エジソンに高額な特許料を求められた映画人たちは、自由に映画を作れる場所を求めて西海岸ハリウッドにたどり着く。小さな田舎町は第一次世界大戦を経て世界最大の「映画の都」となり、1930年代には黄金期を迎える。だが、その輝きに魅せられ集まった若者たちを待っていたのは、彼らの夢を飲み込み肥え太るモンスターだった。夢と狂気が渦巻く百年の物語。

「ビートルズとロックの革命」(12月30日午後9時~10時15分/総合)

1970年の解散から半世紀がたった今も、新しいファンを獲得し続けているビートルズ。全世界のレコード売り上げ枚数は前人未到の10億枚。若者たちの気持ちを代弁する初めての音楽だった。そしてその奔放な言動は旧来の価値観も壊していく。階級、人種、性別の壁、さらには東西冷戦の壁。ビートルズは世界をどう変えたのか。そして、4人に影響を受けたスティング、ボウイ、スプリングスティーンなどスーパースターも続々登場!