ニュース
Amazonドラマ「沈黙の艦隊」シーズン1、バトルシーンも描いた本予告
2024年1月26日 05:00
2月9日からPrime Videoで世界独占配信されるAmazon Originalドラマ「沈黙の艦隊 シーズン1 ~東京湾大海戦~」より、海江田率いる原子力潜水艦「やまと」と海上自衛隊、アメリカ海軍が繰り広げるバトルシーンや、豪華キャストが織りなす人間ドラマを映した本予告映像と、場面写真が公開された。
1988~96年に「モーニング」(講談社)で連載された、累計発行部数3,200万部(紙・電子)を突破する大ヒットコミック「沈黙の艦隊」(作・かわぐちかいじ)を原作に、主演・大沢たかおで実写化され、2023年9月に公開された映画「沈黙の艦隊」。Prime Videoでは、劇場未公開シーンをふんだんに加え、その後のストーリーを描いた全8話の““完全版連続ドラマ”として配信する。配信は2週連続で、2月9日に1~6話、2月16日に7~8話を配信。
日米が極秘で開発を進めていた原子力潜水艦「シーバット」を乗っ取り、独立国「やまと」を宣言した海江田四郎(大沢たかお)。海自のディーゼル潜水艦「たつなみ」の追随や、アメリカ海軍の攻撃をかい潜りながら、日本との同盟を結ぶべく東京湾へと向かっていく。
本予告映像では、日本政府と海江田による会談で、日本が世界の命運を左右する重大な選択を迫られる様子が映し出される。“世界平和”を掲げ前代未聞の反乱逃亡を繰り広げる「やまと」、独立を阻止し世界のリーダーとしての威厳を保ちたい「アメリカ」、その間で揺れ動く「日本」――。三国それぞれの思惑が交錯する手に汗握る交渉劇が繰り広げられる。
物語は平和を求める者たちの葛藤と戦略が渦巻く中で、予想不能な海江田の行動が東京湾で勃発する大海戦にまで発展。核兵器の所持をちらつかせる「やまと」との海中戦は緊張感を纏い、ミサイルや魚雷が飛び交うド迫力なバトルシーンは、それぞれの正義がぶつかり合う壮大な戦いを予感させる仕上がりとなっている。
場面写真は、劇場版以上に激化する潜水艦アクションや、それぞれの戦略が渦巻く交渉劇、壮大な人間ドラマを予感させるもの。海江田の行方を追う潜水艦「たつなみ」の艦長で、強い正義感を燃やす男・深町洋(玉木宏)。「たつなみ」の乗組員として深町と共に海江田を追う速水貴子(水川あさみ)と南波栄一(ユースケ・サンタマリア)。
海江田の暴走に翻弄される気弱な内閣総理大臣の竹上登志雄(笹野高史)。そんな気弱な総理大臣を支え、アメリカの圧力にも屈しない胆力を持つ内閣官房長官の海原渉(江口洋介)。日本政府が隠す情報を嗅ぎつけ、公正な報道を求めて奔走するニュースキャスター市谷裕美(上戸彩)。世界配信にふさわしく、日本を代表する豪華キャストが集結し、重厚なストーリーを彩る個性豊かなキャラクターを熱演する。
制作は映画「キングダム」や「ゴールデンカムイ」などを手掛けるクレデウス。日本のエンターテインメント作品で初めて海上自衛隊・潜水艦部隊の協力を得て撮影した実物の潜水艦と、日本屈指のVFX技術が融合し、臨場感たっぷりに描かれる。
あわせてキャスト陣からのコメントも発表され、深町洋を演じる玉木は「ドラマになっても非常にスケールの大きいストーリーになっていますし、映画と比べてもドキドキハラハラが2倍にも3倍にもなっていると思います。一気に見られるということは、集中も途切れずすごく見応えがあります」と作品の魅力を語っている。
シーバットを追いかける、海自のディーゼル潜水艦たつなみの艦長。過去に起こった海難事故により、海江田に並々ならぬ感情を抱く。
「ドラマになっても非常にスケールの大きいストーリーになっていますし、映画と比べてもドキドキハラハラが2倍にも3倍にもなっていると思います。一気に見られるということは、集中も途切れずすごく見応えがあります。潜水艦アクションの迫力を自宅で体感していただけるというのは、僕らの伝えたいメッセージに共感してもらえる術になると思います」
政府が秘密裏に実行したシーバット計画。その陰謀を訝り、メディアの闇と闘う、信念の報道ニュースキャスター。
「劇場公開された『沈黙の艦隊』が8話のドラマシリーズとして皆様の元に戻ってきます。壮大で迫力のある映像と徐々に深みを増していく人間ドラマを重厚なクオリティで作り上げているので、ご自宅でじっくりご覧いただきたいです。視聴者の方の目線で真実に迫るオリジナルキャラクターを演じているので、海江田の暴走で世界がどう動くのか、一緒にハラハラしながらお楽しみください」
敏腕の内閣官房長官。“影の総理”といわれる政府の黒幕、内閣官房参与・大悟を父にもつ。
「命を持った生き物のような潜水艦の躍動感と、海の中で巻き起こるダイナミックな闘いを、ドラマでも見ることができます。強い信念と情熱を持った人間たちが、国を守るため、命をかけて立ち向かっていく様が、よりドラマチックに描かれ圧倒的な映像になっています。潜水艦に乗っているようなスリルと臨場感をぜひ体感していただきたいです」
潜水艦たつなみの頼れる副長。深町の右腕として活躍。隊員からの信頼も厚い。
「艦長の右腕である副艦長として、重要な立ち位置で女性が活躍することの覚悟や葛藤をしっかり自分の中で感じることで、女性にも観ていただけるような目線を作れたらいいなと思いながら演じていました。ドラマシリーズでも迫力のある映像は勿論ですが、登場人物それぞれが抱く思いの深さや奥行き、にも是非、心を寄せていただきたいです」
潜水艦たつなみのソナーマン。海自一のソナーマンを自負しており、海中戦闘の要となる聴力はピカイチ。
「映画化がすごく良いところで終わって、『何だこれー!!』って思った方もいると思いますが、そもそも『沈黙の艦隊』という壮大な話が2時間ちょっとで終わるはずもなく……今回のPrime Videoでの配信は映画で描いたストーリーとその続きをドラマ8話で配信です。楽しんで頂けると思います。
ただ!!この8話で完結できるのか?『沈黙の艦隊』とは長い長いお付き合いになると思いますので、皆さんも最後まで見届けて下さい。たつなみクルーとは、あの狭いストレスフルな、それでいて手に汗握るスリリングな艦内で人間ドラマを紡いでいきたいと思っています。ソナーマン、皆んなのナンさんこと南波栄一でした。現場からは以上です」
かつて、海江田と深町が共に乗船する潜水艦が海難事故に遭った際、同じく乗組員だった海自の潜水隊員。
「人間という言葉は“人の間”と書くんだなあと、昔ふと思ったことがある。誰しもが、誰かから影響を受け、誰かに影響を与えて生きている。それは愛情や憧れといったポジティブなものかもしれないし、憎しみや後悔といったずしりと重い何かかもしれない。その両方なのかもしれない。
沈黙の艦隊は人間ドラマだ。もちろん、潜水艦による海戦、軍事といった見所もあるが、人と人の想いが作用し合いながらアイデンティティをぶつけ合う物語だと、個人的には捉えている。複雑に絡まり合う登場人物たちの“間”にあるものを拾い集めたら、いつのまにか観ている自分自身が浮き彫りになってくるのではないか。そんな期待をしている」
シーバット副長。海江田の右腕として、艦長の想いに忠実に、冷静沈着に任務を遂行する。
「山中は“やまと”の乗組員達の精神的支柱となる存在です。長く孤独な潜水を続ける中、海江田艦長は多くを語らない人なので山中がいることによって艦長と乗組員を繋ぐパイプとなり任務を滞りなく進める事ができます。
連続ドラマシリーズの方では映画以上の戦いが幾つも繰り広げられているのでそんな山中の姿を見てもらえると嬉しいです」
シーバットのソナーマン。持ち前の鋭い聴覚で職務を果たす。
「映画の続きも同時に撮影していたので、その部分がどのような映像になっているのか、観るのが待ち遠しいです! 映画を観てくれた方もそうでない方も1話から楽しんで頂けたらと思います。海江田さんが、やまとが、どこに向かっているのか是非見届けてくださいませ」
内閣総理大臣。リーダーシップのとれない気弱な日本国首相。
「現代の世界情勢と写し鏡のような物語です。とてもドラマとばかりは思えません。最も困難な状況の中、考え行動しなければならない一国のトップという貴重な体験をさせていただけたことを誇りに思います。監督の的確な言葉と、大沢たかおさんや、江口洋介さんはじめ共演の皆さんの集中力に縋る思いでした。とてもありがたい現場でした。やっとご披露できるんですね。どうぞ存分にお楽しみください」
防衛大臣。日本を守るための軍事力強化を計る。シーバット計画の首謀者である内閣官房参与・大悟派。
「それぞれの立場での話し合いや衝突の中で、信念は違っても自国を思う気持ちは同じ。それを感じて頂けたらと思います。どうぞ、『沈黙の艦隊』をお楽しみください」
外務大臣。日米安保関係の行く末を案じる。
「現在の日本はどうにか平和を保っていますが、いざ有事になった時、今の政府はしっかり機能してくれるのでしょうか。平和だから私腹を肥やしたりするんでしょうが、平和という至福を肥やして欲しいですね」
第二護衛隊群司令。海江田・深町の防大時代の教官。
「想像力がとても試される経験でした。海江田の事を語っても、彼と共にする場面がある訳でもない。それぞれが何も見えない海中や海上に居て、姿の見えない相手と交信をするのみ。まさに沈黙の心理戦。30年経っても色褪せない漫画原作の登場人物を演じられた事は人生の宝物です。原作ファンに違和感を持たれない事、そして世界中の視聴者に私の拙い英語が伝わってくれる事を祈るばかりです」
アメリカ合衆国大統領。卓越した政治手腕を振るい、海江田を危険なテロリストと断定し軍事的解決を目指す。
「人間性と戦争の危険性を描いたこの壮大な物語に参加できたことは、何という素晴らしい経験なのでしょう。脚本を手に取った瞬間から、大人気漫画原作である本作を気に入りましたし、このプロジェクトに参加できたことを非常に誇りに思っています。
このような規模の大きなドラマ作品では、人間的な要素が失われることが多いですが、『沈黙の艦隊』は、登場人物それぞれの公平な視点を共有することで、観客に洞察力を与え、彼らの決断や行動に共感させるという役目を果たしています。本作をご覧になると、登場人物の誰かを……いや登場人物のほとんどを応援している自分自身がいることに気が付くでしょう。
私が日本で撮影に挑んでいたあの時を、人生で最も素晴らしい経験のひとつにしてくれたクルーと経営陣に心から感謝しています。私たちが作り上げた本作を世界中に見てもらうのが待ちきれません!」
米太平洋艦隊司令官。海江田の逃亡に怒りを露わにし、艦隊を集結させてシーバット撃沈を図る。
「本作でスタイガー提督を演じられた事は、間違いなく私のキャリアのハイライトの一つです。日本で仕事をする初めての経験の中で、この役を演じることを心から楽しめました。日本での撮影の中で、キャストとスタッフのプロ意識とその才能、プロジェクトに対する彼らの献身ぶりには非常に感銘を受けました。
原作のファンの皆さんが、私たちの作ったものを高く評価し、愛してくださることを心から願っています。このような素晴らしいプロジェクトに参加できたことを光栄に思います」