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ゼンハイザー“本気”のスポーツイヤフォン「MOMENTUM Sport」約6万円
2024年3月22日 07:00
Sonova Consumer Hearing Japanは、ゼンハイザーブランドのスポーツ向け完全ワイヤレスイヤフォン「MOMENTUM Sport」を4月9日に発売する。予約開始日は4月2日。価格はオープンプライス、店頭予想価格は59,950円前後。カラーはBlackとOlive。
「アスリート、スポーツ好きな人の87%が、スポーツ中にイヤフォン・ヘッドフォンを使っている」とし、その中でもアスリートの多くが、音質が良く、機能的なものを求めている。「そうしたユーザーに届ける超本格派のスポーツイヤフォンがMOMENTUM Sport。価格からも感じていただけると思うが、一切の妥協なく作り上げたゼンハイザー本気のスポーツイヤフォン」だという。
ゼンハイザーブランド初となるセミオープン型。このモデル開発にあたり、スポーツ用音響システムを構築。装着者が走るなどした時に、自分の呼吸、足音、服がこすれる音などが大きく、しかもこもって聴こえる「オクルージョン効果」の低減など、スポーツ時に快適に使える事を目指した。
具体的には「アコースティックリリーフチャンネル」というエアーベンチレーションを含んだ機構を搭載。空気の流れを高める事で、オクルージョン効果を低減した。
一方で、空気の流れを増やすと低音が不足する傾向があるが、それをカバーするために、新開発の10mm径ダイナミック型ユニット「TrueResponseドライバー」を開発。低域を含めた再生能力を高めている。
このユニットは、インピーダンスを12Ωにしたほか、振動板にはヘッドフォンの「HD 560S」に使っているものと同じ、ブレンド素材を採用。 今までのドライバーと比較してより大きなマグネットとコイルで力強く振動板を動かす事で、「体を動かすことで発生する様々なノイズに負けず、運動時に適した豊かでレスポンスの良い低音再生を実現する」という。
Bluetoothのコーデックは、SBC/AAC/aptXに加え、aptX Adaptiveに対応。
ハイブリッドアダプティブノイズキャンセリング機能と、外音取り込み機能も搭載。ANCは、周囲のノイズレベルに合わせてノイズキャンセリングの強度を自動で調整してくれる。
スポーツ向けの機能としては、心拍数と体温を計測するパフォーマンストラッキングセンサーを搭載。「フォトプレチスモグラフィ(PPG：光電式容積脈波記録法)」で心拍数を、NTC温度センサーで体温を計測 。アプリから、それらをリアルタイムでチェックできる。
体温測定においては耳の中は手首よりも正確に測ることができると言われているほか、耳は人間の体の重要な部分に近いため、±0.3度内の正確性で体温をモニタリングできるという。
さらに、耳の皮膚は薄いため血管に近く、内耳は光の影響を比較的受けにくく、安定した場所であることからも、「より正確で一貫した測定ができる」とのこと。
ゼンハイザーのアプリから体温・心拍数が確認できる。さらに、Polarと連携予定で、今後のアップデートにより、Polarアプリから体温・心拍数の測定と記録が可能になる予定。他にも、Apple Watch、GARMIN、STRAVA、ZWIFTなどでも体温は非対応だが、心拍数データは活用できる。
イヤフォン本体で約6時間、ケース併用で約24時間の再生が可能。
音質は犠牲にする事なく、雨や砂埃などに強くなっている。イヤフォン本体がIP55の防滴・防塵レベルを実現。衝撃への耐性、耐落下性能も高めている。ケースもIP54対応。
シリコン素材3サイズのイヤーピースと、4サイズのイヤーフィンも同梱。自分にあった装着感をカスタマイズできる。
