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水月雨、平面駆動ドライバー搭載で約15300円の完全ワイヤレス

「夢回–Golden Ages」

地球世界は、水月雨/MOONDROPブランドの完全ワイヤレスイヤフォン「夢回–Golden Ages」を発売した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は15,300円前後。

ブランド創立者が設計したという環状磁気回路と環状振動板の新しい13mm径平面駆動ドライバーを搭載。複数の磁気回路アレイで構成された N55 高性能ネオジウム磁石と、リング状の平面駆動ラインが一体となり、「ダイナミックコイル・ユニットの有効駆動範囲を遥かに超えた」としている。デュアル・サスペンション・システムによって歪みを大幅に低減し、剛性均力構造を追加することで、分割振動をさらに低減した。

超線型平面駆動ドライバーと新しい高出力フラッグシップチップを組み合わせることで大幅に品質を向上し、高性能DSPを使用して細かくチューニングすることで、音質を最適化したという。

ワイヤレス伝送やチップ・デコードからイヤホン再生までの全チェーンを測定。全帯域の全高調波歪み(THD)はほぼすべて0.1%未満で、「この優れたコスパのワイヤレスイヤホンでもHiFiレベルの音質を体験することができる」とのこと。

Bluetooth 5.3準拠で、プロファイルはA2DP/AVRCP/HFP/HSPをサポート。コーデックはAAC、SBCに加え、ハイレゾ相当の再生が可能なLDACと、LE AudioのLC3にも対応する。より高いビットレート信号の通常伝送の「ミュージックモード」と、信号伝送遅延が55msと短い「ゲームモード」の2種類の接続モードも用意。タッチセンサーを4回タップすることで切替られる。

フィードバックノイズキャンセリングを採用せず、チューニングがより難しいというシングルフィードフォワードノイズキャンセリングを採用。新しいフラッグシップ SOC と新たな超高効率ドライバー、優れた音響学設計とチューニングを組み合わせることで、44dBのノイズキャンセリングと10kHzの広帯域アクティブノイズキャンセリングを達成し、優れたノイズキャンセリングと音質を実現したとする。

周囲の人とクリアな会話ができるように、人の声の周波数が集中する帯域特化型の音声通過モードを搭載。音声通過モードを細く再調整し、周囲のディテールやボーカルの再生に特化したという。

アプリ「MOONDROP Link 2.0」から、モニター(Monitor)、標準(Reference)、雰囲気(Warm)の3種類のチューニングが選択できる。そのほか、タッチ操作のカスタマイズやノイズキャンセリングとチューニングの切替などができるとのこと。

音声ガイダンスは、ブランド公式バーチャルライバー「水月ゆき」による第二弾専用音声で収録されている。

最大連続再生時間は6時間、充電ケース併用で約24時間。充電時間はイヤフォンが約1時間、充電ケースが約1.5時間。