水月雨、新サファイアDD搭載USB-Cイヤフォン。約12300円

地球世界は、水月雨(MOONDROP)ブランドの新製品として、USB Type–C接続イヤフォン「梅-MAY」を23日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は12,300円前後。

USB Type-C端子を搭載し、スマートフォンやPCに接続するだけで使えるUSB-Cイヤフォン。

サファイア全域ダイナミックドライバーと、環状平面駆動高域ドライバーを採用。前者のドライバーは、新開発のサファイア蒸着層複合フレキシブルサスペンション振動板を使っており、「古典的な美しい音色」と「広帯域で滑らかなレスポンスと高速トランジェントの超低歪み」を目指した。

環状平面ドライバーは6mm径で、8,000Hzを超える高音域のディテールにおいて、より低い歪み、より強力な拡張性、より豊かな滑らかさで処理。「自然で透明な高周波のディテールを実現」しているという。

これらのドライバーは、パワード2ウェイクロスオーバーおよび音響FEA(有限要素シミュレーション)の最適化によりシームレスに結合。両方の特性を最大限に活用し、音楽のディテールを復元するとしている。

カスタマイズされたオーディオチップを用いており、最大32Bit/384kHzまでの高解像度PCMデコードが可能。強力な可変DSPで音質を最適化することで、周波数クロスオーバー効果を向上。

さらに、オーディオファン向けに、4層イマージョンゴールド回路と高精度コンポーネントを採用。最大120dBのダイナミックレンジと、最小0.00078%の全高調波歪みを実現し、パワフルなフルバランス出力でのイヤフォン駆動を実現している。

インピーダンスは30Ω±15%(@1KHz)で、再生周波数帯域は7Hz-39,000Hz。

アプリ「MOONDROP Link 2.0」を利用して、チューニング設定やパラメトリックEQのカスタマイズが可能。ほかにも、公式チューニングや他のユーザーが投稿したチューニングをダウンロードしたり、自分のチューニングをアップロードすることもできる。

快適な装着感を実現する、医療グレードの樹脂筐体を採用。医療用3Dプリンティングのリーダー企業と協力しており、音響キャビティパラメータの正確な制御も保証するという。

ケーブル部分には、リモコンマイクモジュールを搭載。3つのコントロールボタンを備えており、音量調整、音楽の再生・一時停止、通話応答が可能。高品質マイクを使って、通話も行なえる。ケーブルは着脱式で、0.78mm 2ピンソケット。