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米ソニー史上最も明るい4K液晶「BRAVIA9」。ミニLED×BMD搭載「7」も
2024年4月18日 11:35
米Sony Electronicsは17日(現地時間)、“ソニー史上最も明るい4Kテレビ”と謳うフラッグシップ液晶「BRAVIA 9」など、2024年のテレビラインナップを発表した。液晶は全3シリーズを用意。ハイエンド「9」とスタンダード「BRAVIA 7」には、ミニLEDバックライトと独自のエリア駆動技術(BMD)が搭載された。インチサイズと米国価格(USD)は以下の通り。
BRAVIA 9シリーズ
・85型「K-85XR90」 $5,499.99
・75型「K-75XR90」 $3,999.99
・65型「K-65XR90」 $3,299.99
BRAVIA 7シリーズ
・85型「K-85XR70」 $3,499.99
・75型「K-75XR70」 $2,799.99
・65型「K-65XR70」 $2,299.99
・55型「K-55XR70」 $1,899.99
BRAVIA 3シリーズ
・85型「K-85S30」 $1,799.99
・75型「K-75S30」 $1,299.99
・65型「K-65S30」 $999.99
・55型「K-55S30」 $849.99
・50型「K-50S30」 $699.99
・43型「K-43S30」 $599.99
「BRAVIA 9」「BRAVIA 7」の主な特徴
BRAVIA 9は、4K液晶ブラビアのフラッグシップモデル。独自のエリア駆動技術「XRバックライトマスタードライブ」によって高精度に制御される数千個のミニLEDにより、ソニー史上最も明るい4Kテレビを実現。これまで以上に高い輝度を表現できることにより、再現できるカラーボリュームも拡がったという。
具体的な数値としては、2023年モデルのフラッグシップ「X95L」と比べ、明るさが約50%増えただけでなく、調光ゾーンも約325%増加。自然のシーンも細部まで正確に再現できるようになった。
斜めから見ても鮮やかな映像が楽しめる独自の光学設計「X-wide Angle」や、画面のギラツキを軽減する表面加工「X-Anti Reflection」も引き続き搭載した。
サウンド面では、フレームを裏から叩くことでフレーム自体を震わせて高音域の音を生み出す「Acoustic Multi-Audio+」に加えて、今回新たに上方に発射するビームツイーターシステムも採用。Dolby Atmosのようなコンテンツも、部屋いっぱいに、まるで映画のようなサラウンドサウンドを生成できるとする。
BRAVIA 7は、4K液晶ブラビアのスタンダードモデル。同クラスでは初めて、ミニLED×量子ドット技術が採用されているのがポイント。“XRコントラストブースター20”をマークし、X95L同等のコントラスト性能に強化されている。
共通機能
BRAVIA 9、BRAVIA 7共に、認知特性プロセッサー「XR」を搭載。シーン認識システムによって、全てのフレームを高精度に分析・画像を最適化することで、リアリティのある映像を生み出す。
また、広色域技術「XR Triluminos Pro」との組み合わせにより、何十億もの正確な色の表示と、色相・彩度の範囲を強化。映画製作者の意図通りにあらゆるシーンで高精度な色を描写できるとしている。
更に2024年モデルの新機能として、「Prime Videoキャリブレーションモード」を追加。
ブラビアには、映画製作者が意図した画質を家庭のテレビで再現する事を目的としたスタジオキャリブレーションピクチャーモードが用意されており、これまで「Netflixアダプティブキャリブレーションモード」と「SONY PICTURE COREキャリブレーションモード」(旧名BRAVIA CORE)の2つが搭載されていた。
Prime Videoキャリブレーションモードを使用すれば、Prime Video内のコンテンツに対して、ブラビアが自動で最適な画質で楽しめるようになるという。
IMAX Enhancedモードもサポートしており、SONY PICTURE CORE、Disney+の対応コンテンツを再生すると、IMAX画像とDTS音声が楽しめる。
セリフの声が聞きやすくなる新機能「Voice Zoom 3」のほか、ソニー製サウンドバーと組み合わせることでテレビをセンタースピーカーとして機能させる「Acoustic Center Sync」も搭載する。
4K120p入力のHDMIポートは2系統で、VRR、ALLM、SBTMをサポートする。
脚部の取り付け位置を変えることで、2種類のローポジション、2種類のハイポジションが選べる4ウェイスタンドを採用した。