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蓄音機のようなホーン採用したBluetoothスピーカー
2024年8月6日 12:05
ドウシシャは、蓄音機のようなホーンスピーカーを搭載したCDプレーヤー機能付きのBluetooth対応スピーカー「ORION Bluetooth搭載CDホーンスピーカー SMS4BT」を発売する。直販価格は54,780円で、直販サイトでは8月16日より順次発送予定。
こだわりの強い同社音響開発担当者が、深夜にグラス片手に日課の音楽を聴く際「自宅にあるステレオシステムでは歌声が明瞭になるほどの音量で聴くことができない、イヤフォンではなくスピーカーから出てくる歌声を聴きたいのに、一般的なスピーカーでは音量を上げないと、ボーカルの音が明瞭に聞き取りにくい」という悩みがあったとのこと。
この悩みを解消するべく「スピーカーを広い範囲に届く一般的な円形のスピーカーではなく、指向性が強くボーカルの周波数帯域に適したホーンスピーカーを採用することで、小さな音量でもしっかりと歌声が聞こえる本製品を企画した」という。
“歌い手が目の前に存在しているように聴こえる”という指向性の強い金属製スピーカーを搭載。円形スピーカーは距離が遠くなると音量が減衰するものの、ホーンスピーカーはホーンが向いている方向にまっすぐ音が出るため、遠くまで音が減衰せず届く特長がある。人の声が前面に押し出される独自チューニングも施した。ドライバーは5cm径フルレンジ。
ステレオのほうが臨場感を演出できるものの、ボーカルの声をしっかり届けることに特化するために、あえて1.1ch方式を採用。底面に7cm径ウーファー、背面にバスレフポートを備え、厚みのある低音域を再生する。定格出力はウーファー15W+ホーン5Wの総合20W。
筐体には共振に強いMDF材を、表面には光沢感と艶のあるピアノブラック仕上げを、操作パネルにはアルミ削り出し材を採用。「大人のオーディオとして置いているだけでも様になるデザイン」だという。音量つまみにもアルミ材を使用し、つまみ側面の指が触れる部分にラバーを装着して、心地良い操作感も実現している。
本体上部にCDプレーヤーが内蔵されており、レコードプレーヤーを思わせるデザインを実現した。8cm CDも再生できる。
Bluetooth 5.3準拠でスマートフォン経由で音楽を楽しむことも可能。コーデックはSBCをサポートする。SCMS-Tには非対応のため、著作権保護された音声の伝送はできない。USB2.0 Type-Aポートも備えており、USBメモリー経由での楽曲再生もできる。再生可能フォーマットはMP3。
そのほか20局プリセット可能なFMチューナー、フォノイコライザーアンプ内蔵レコードプレーヤーと接続できる3.5mmモノラル入力、イヤフォンなどが接続できる3.5mmモノラル出力も備えた。
音源に合わせて音質を変えられる5プリセットイコライザー(POP/JAZZ/ROCK/CLASSIC/FLAT),、小音量時に聴きやすくするラウドネス機能、低音域を増幅するDBB機能も装備。ワイヤレスリモコンも付属する。
消費電力は動作時20W、外形寸法は約404×348×506mm(幅×奥行き×高さ)、重さは約4.5kg。